ハーレクイン・シリーズ
大学を卒業したフェーベはペトロニデス家の長男との婚約を解消する決意を胸に、ギリシアへ帰国した。そもそも婚約は家族が決めたもので、本当は幼い頃からずっと、次男スピロスを愛していたから。だが、そんなフェーベの想いは黒い運命に翻弄されることに――父の会社が傾き、婚約者の援助がなければ倒産する事態に陥ってしまったのだ!
ジャスティーンは友人の結婚式でベネチアを訪れ、魅力的なイタリア人男性のウインクに悩殺される。翌日、不注意で運河に落ちそうになった彼女を救ったのは、思いもかけない人物――昨日から脳裏を離れないウインクの男性リカルドだった。偶然にも、彼が友人の知り合いだったことに運命を感じながらも、愛に臆病なジャスティーンは……。
生き別れた母を捜すため、そして政略結婚から逃れるためにスペイン へ来たレイチェル。所持金が底を尽き困り果てた彼女は、住み込みの臨時秘書の仕事を見つけた。豪華な城に住む雇い主ルイスは荘園領主のように傲慢な実業家。威圧的な態度に辟易する一方、謎めいた陰に惹かれた彼女は、やがて知るべきでなかった彼の秘密を知ってしまう。
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- 頁数
- 352頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月20日
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- 定価
- 1,029円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74253-7
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- 書籍番号
- ZVB-3
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モニター
短編3作なので読み応えがないのかと思いましたが、3作ともヒロインの心情や葛藤などがよく描かれていて良かったです。スピード感もあり、読みやすかったです。個人的には、2作目の永遠の愛を信じようとしないヒロインに何度も拒まれながらも、ひたむきに愛し続けるヒーローがとくに良かったです。
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モニター
この本は3つの物語が一冊になっていて、それぞれの主人公が全く違う境遇や性格で全然違った物語を読むことができ、とても読み応えがあった。そして風景の描写が美しく、特に2話目の『愛はベネチアで』は読んでいてベネチアの風景が目に浮かぶようで、私はベネチアに行ったことがないにもかかわらず自分が旅行をしているかのような感覚になりました。恋愛のドキドキ感プラス、旅行のワクワク感を感じることが出来て、とても楽しく読み終えることが出来ました。
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モニター
豪華でボリューミーな三本立て。読んでいて途中で飽きてしまうようなマンネリ感はなく、楽しめました。3つのストーリーを読んで、愛と官能はつながっていると改めて思いました。
アメリカ、オレゴン州出身。2005年デビュー作『許されない口づけ』で、たちまち人気作家の仲間入りを果たす。愛はほかのどんな感情よりも強く、苦しみを克服して幸福を見いだす力をくれるという信念のもとに執筆している。13歳のときからロマンス小説の大ファン。大学在学中に“生涯でいちばん素敵な男性”と知り合って結婚した。18歳の夏に家族で訪れたヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。
アメリカ南部で生まれ育ち、航空会社で1年間世界を旅したのち、カリフォルニアに落ち着く。コンピュータ会社で働きながら、子供たちが学校に通うようになってから執筆活動を開始。今では会社を離れてフルタイムの作家となったが、さらに執筆に専念するため、夫とともにサンフランシスコのベイ・エリアからシエラネバダ山脈に移ってからは、窓から美しい風景を眺める余裕もでき、心ゆくまで創作を楽しんでいる。