ハーレクイン・シリーズ
コンスタンティン……?! 父の葬儀に現れたかつての恋人を見て、シエナは呆然とした。 漆黒の髪。たくましい肩。男らしい香り――これは幻ではない。 懐かしさがこみあげた次の瞬間、苦い記憶がシエナを現実に引き戻した。 2年前彼女は、アトレウス・グループCEOのコンスタンティンに突然婚約破棄され、絶望のどん底に落とされたのだ。 今になって、私になんの用があるというの? いぶかる彼女に コンスタンティンは告げた。亡き父が彼に莫大な借金を負っていたと。 いったいどうすればいいの? 借金を返す手立てなどあるはずもない。 「君が借金を返せなければ会社をもらう」 彼は氷のように冷たいまなざしで、シエナを見据え……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月20日
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- 著者
- フィオナ・ブランド
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- 訳者
- 神鳥奈穂子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51623-7
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- 書籍番号
- D-1623
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- ミニシリーズ
- ギリシアの恋人
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モニター
必死に家業、家族を守ろうとするシエナ。それを冷ややかに見つめる元婚約者で大富豪のコンスタンティン。一度は気持も離れた二人が再び近づいていく様子に納得いかないわと思いながらも物語はドキドキの連続で進みます! 〈ギリシアの恋人〉シリーズの幕開けに相応しい濃厚な展開。次回作が待ち遠しいです!
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モニター
一気読みしました! 婚約中にお互いの親と会社のごたごたが原因で別れてしまった二人。そして再会。何度となくキスをする二人。このままめくるめく官能の渦へ…と思いきや、なかなか進行しない様子にヤキモキしました。このまま幸せな甘々な家庭を築いていって欲しいです。コンスタンティン素敵です。
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モニター
ヒーローの傲慢さに腹が立ち、だんだん自分がヒロインになり代わったようにのめり込んでいきました。最後までヒーローの気持ちがいまいち掴めなかったけれど、ヒロインの一途な思いが伝わったと思います。
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モニター
久しぶりのフィオナ・ブランド! 読んでるだけでセクシーさが伝わってくるヒーローでした。その分、ヒロインの印象は薄いかも…。婚約破棄した理由がお金に関する誤解で、誤解に気づいたヒーローがきちんと謝罪したのはステキでしたが、二人の甘いシーンが少なくてちょっともの足りなかったです。ヒーロー弟とヒロイン妹のロマンスもあるような書かれ方だったので、そちらも気になります。
〔編集部より〕人気ベテラン作家フィオナ・ブランドの新5部作です。10月20日刊行の2話目『黒い瞳のジェラシー』ではヒロインの妹カーラとヒーローの弟ルーカスの恋が描かれます。ご期待ください! -
モニター
すれ違い別れた二人から始まる物語。大人のふりをして自分や相手をだましても根底にあるのはただ純粋に自分の方を見てほしいという思い。そこにたどり着くまでが長すぎて、もどかしいというよりサスペンスのようなどきどき感で読みました。その感情を認めるまでのまわりくどさがおもしろいです。あらすじでは悲劇のヒロインに思えますがそういった意味ではお互い対等です。大人ぶっているのに素直になれない幼なじみのような二人でした。
ロマンス小説を書くことを除けば、わたしの人生はごくごくありふれた平凡なものよ、と彼女は言う。作家としてデビューする前は、8年間ニュージーランドの林野局に勤務していた。現在は2人の息子とともに、亜熱帯魚釣りやダイビングが盛んなベイ・オブ・アイランズに暮らす。