ハーレクイン・シリーズ
素足の妖精
17歳のリンデンにとって、毎日が薔薇色だった。 なぜなら家にはジョス・ホワイトがいるからだ。 険しい坂道で事故を起こした彼を車から助け出し、家へと連れ帰った。 リンデンとジョスは親子ほども年がちがうのに、とても気が合って、 人間嫌いの画家の父も、彼を気に入っている。 そんなある夜、生まれてはじめてパーティへ出かけたリンデンは、 同じ年頃の男の子たちなど誰一人目に入らず、 ジョスのことを愛していると気づいてしまうのだった。 月光を浴びて泳ぎながらふと岸を見やると、ジョスが立っている。 彼は水の中に入ってきて、裸のリンデンを抱きすくめた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 古城裕子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90260-3
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- 書籍番号
- K-250 (初版R-281)
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。