ハーレクイン・シリーズ
「新しい恋人は、君が莫大な遺産を受け継ぐのを知っているのか?」 ああ、まただわ。彼が財産目当てと疑っているのね。 名だたるプレイボーイとして有名な、年の離れた義兄のニック。 サラの幼い日の憧れはいつしか恋に、恋はいつしか叶わぬ夢になった。 なぜなら彼は、サラの亡き父親から託された後見人だから。 いつまでも子ども扱いしかしてくれない彼は、 サラが連れてくるボーイフレンドの誰も彼もが気に入らない。 仕方ないわ――ニックと比べたら、どんな男性も色褪せてしまうもの。 24歳になったサラは一大決心をした。彼の気持ちを確かめたい。 ニック、大人の女性になったわたしのこと、どう思っているの……?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月05日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 山田理香
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90256-6
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- 書籍番号
- K-246 (初版R-2346)
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モニター
純情なヒロインが思いを通わせたいと願うニヒルな後見人。拒絶され、軽んじられて、それでも捧げる愛に胸キュン。割り切ったスタートだったのに、いつしか二人とも本気に。相手を思う気持ちが切なく、思い通りにならない恋愛模様がもどかしい。こんな時、相手はどう思ってるんだろう? そんな事を考えながらあっという間に読み終えました。大きく激しい愛の強さにドキドキするストーリーです。
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モニター
ヒーローとヒロイン両方の目線から書かれているので、読み手に片想いのもどかしさが伝わり、どういう結末になるのかハラハラしながら読みました。大人の男性であるニックの内面が実は子どもっぽいなど、リアルな人物像なので感情移入しやすかったです。
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モニター
たくさんの愛が描かれています。主人公の恋愛の他にも、親の愛や長年連れ添った夫婦の愛、血の繋がりはないけど親子のような親愛…。読み手の人生経験にリンクした愛を共感できると思います。
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モニター
やっぱり物語は、ハッピーエンドでないと! 久しぶりにハッピーな気分になる小説を読みました。私も昔、ニックと言うオーストラリア人とひと夏の恋をしたことがありますが、小説のニックの方がずっといい男だったなぁ(笑) フローラの夫、ジムの昔話にはホロリときました。私も、主人と、いつかジムとフローラのような夫婦になれたらいいな。でも、まずはニックとサラのように情熱的に! サクッと読めて、ほの甘い気分になる良い小説でした!
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モニター
片思いの彼からの激しい嫉妬と欲望に翻弄されるヒロインのサラ。自分の想いに戸惑い、爆発させるニック。ここぞとばかりに意地悪キャラのクロエ。ラサの助っ人デレク。個性的な面々が繰り広げる物語は、極上のワインを飲んでいるような心地よいほろ酔い感を感じさせます。それにプラス、二人のセクシーなシーンでは、ワインを飲むのも忘れてしまうような激しさと甘さたっぷり。ぜひとも本を手に取り、さあ、ページを開いて下さい。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編小説を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。