ハーレクイン・シリーズ
酒浸りの父と暮らすウエイトレスのVJは ある日、道に迷ったフェラーリの男性に声をかけ、息をのんだ。 なんてセクシーなの。まるでギリシア彫刻のように美しい人だわ。 彼の名はクリス・デメトリアス。有名な映画監督だった。 彼に誘われバーで夢のような時を過ごして帰宅すると、不機嫌な父に 不良娘と罵られて殴られ、VJは涙をこらえ家を飛び出す。 あてどなく歩くうちクリスが現れた。痛々しいあざを見て 事情を察した彼に、VJは友達の住む街まで乗せてもらうことになる。 道すがら彼は、愛とは単なる欲望で恋愛も結婚も無意味だと意外な持論を展開した。あまりに頑なな彼の言葉に、 VJは思わず口走った。「私があなたに恋愛指導をするわ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月20日
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- 著者
- キャット・キャントレル
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- 訳者
- 大田朋子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51619-0
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- 書籍番号
- D-1619
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モニター
ハーレクインを初めて読む方が想像する“これぞハーレクイン”という感じのお話です。誰かが傷ついたり陰謀じゃないかと疑ったりする、苦しい悲しいお話を読みたくない時に。シンデレラの名の通りの王道で、情熱的に描かれる二人の仲とVJの言葉に乗せられて、一気に読んでしまいました。おもしろくて愛があって少しどきどきして…実は今まで読んだ中で一番好きな作品です。
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モニター
題名どおりのシンデレラ物語でした。お互いに惹かれ合っているのに、なかなか踏み込めないヒーロー、ヒロインにドキドキしながらページをめくりました。物語の進み方も会話もテンポがよくて、一気に読めました!
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モニター
思わせぶりな言葉の掛け合い、二人の戯れが幼い恋愛を思い出させます。その分、純粋で臆病で誠実。母の遺した500冊のロマンス小説を読んで愛を夢見たヒロインの恋愛指導は、恋愛下手さんには勉強になるテクニック。ロマンティックなフィナーレに鼻がキューとなって泣きました! 赤い蝶の刺青、ココナツの香り…感覚を刺激する表現が素敵。ハーレクイン読者にとって「ロマンス小説はおとぎばなしなんかじゃない」ってセリフはグッときた!
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モニター
VJの夢はかなわないのかと、二人の駆け引きがもどかしかったです。でも最後はシンデレラの様にハッピーエンドで終わってスッキリしました。愛を夢見るとはどんな事か是非読んでみてほしいです。
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モニター
父親から暴力を受けたり、惨めな現実で頑張っていたVJがずっと夢をみていた運命の人と結ばれて良かったです。前半の彼とのやりとりはこの先どうなるんだろうと思って一気に読んじゃいました。
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モニター
情景を想像しながら読み進める手が止まりませんでした。自分がVJだったら・・・と空想しながら、なりきって読んでいただきたいです。
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モニター
読み始めた頃は、内気なヒロインが好きな私は、積極的な元気娘には引いていましたが、いつしか彼女の恋を応援し、幸せを願う私がいました。そんな魅力溢れる彼女と、ヒーローの会話がテンポが良くて、楽しかったです。
初めてハーレクインのロマンス小説を読んだのは小学校3年生のとき。文学を修めたのち教師となり、退職後は執筆活動のかたわら主婦業もこなしてきた。2011年、ハーレクイン社の新人作家発掘コンテストで優勝。2012年には、RWAのゴールデンハート賞の最終選考まで勝ち残った。夫と2人の息子とともに、テキサス州北部で暮らしている。