ハーレクイン・シリーズ
偽りの館
忘れかけていた相手が帰ってきた。初恋のときめきは大人の愛に変わった……。
生まれ育った町で刑事になったキャメロン・リードは、次々に建てられる住宅や店舗をながめながら、急速な発展ぶりに時代の流れを感じていた。絵本の中の平和な町のイメージはもはやどこにもない。いや、一箇所だけ、十一年前の姿のままたたずむ家がある。マッキー邸――セレナの家だ。十一年前に、この町で初めての殺人事件がそこで起きた。セレナの父親が妻を殺害し、第一発見者だったセレナは、そのあとすぐ伯母と一緒に町を去っていった。初恋の相手キャメロンと顔を合わせることもなく……。今、彼女はどこにいるのだろう? 幸せだろうか?何を考えていても何をしていても消えなかった面影が、最近では覚めかけの夢のようなおぼろげなものになっている。ところが、ある夜、マッキー邸の窓に明かりが見えた。キャメロンの知らぬ間に、セレナが帰ってきていた。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年03月05日
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- 著者
- マリー・フェラレーラ
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4857-7
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- 書籍番号
- LS-58
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