ハーレクイン・シリーズ
結婚して以来、ジェシカに幸福なときはなかった。 夫にはいつも女性の影があったし、愛された覚えもない。 冷えきった結婚生活にもかかわらず、ジェシカが別れなかったのは、 ひとえに、最愛のひとり娘ペニーのため。 だが会社主催のパーティに行く車中で、夫は突然、 離婚したいと言い出した。新しい愛人と結婚するために……。 打ちのめされ、蒼白になってパーティ会場にたたずむジェシカのもとへ、長身の魅力的な男性が近づいてきた。 夫の勤める会社の社長マシュー・シンクレアだった。 彼は熱く彼女を見つめると、“やっと出会えた運命の人”と言ったのだ。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2014年04月05日
-
- 著者
- キャロル・モーティマー
-
- 訳者
- 須賀孝子
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2014年03月19日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-90234-4
-
- 書籍番号
- K-224 (初版R-450)
-
モニター
夫とその愛人、娘さん、嫉妬に嘘、いろいろなエッセンスがメインの軸をぶらすことなく随所にちりばめられていて物語の世界についつい引き込まれます。素直になれないヒロインとは対照的に、素直な一人娘のペニーが可愛らしくて魅力的、なかなか侮れません(笑) でも何よりも物語に引き込んでくれるのは…運命を信じて決して諦めないヒーロー。こんな風に一途に、ストレートに愛を告げられたらとっても素敵…恋に疲れた女性にお勧めです!
-
モニター
日常の出来事の巧みな描写の中に、夫から愛されない妻、ジェシカの辛さをともに感じられ、一緒に泣きたくなるような気持ちにさせられる場面もあります。だからこそ、運命の人との偶然の出会いと夫の事故死という、突然の人生の転機にも懸命に愛娘と生きていこうとする、けなげな姿に共感できます。さらに、優しい手をさしのべる新しい彼に対して、ジェシカが心を開き自信を取りもどしていくまでの心の揺れは感動的でした。
-
モニター
最初にあらすじを読んでモラハラかDVのお話なのかと思い、苦手意識で読むのを躊躇してしまいました。ところが、読み始めたら面白くて止まらない~!
最後はハッピーエンドに涙、涙・・・。ヒーローの優しさ、誠実さが本当に素敵です。ヒロインの言動、態度はイライラするところもありますが、ヒロインの環境を考えると慎重にならざるえないのかな。悪役の元夫とその愛人にはもっと制裁を加えて欲しかったです。 -
モニター
コンプレックスを持っていても、自分の気持ちを上手に表現できなくても、本当に自分を愛してくれている男性だけが、その凍りついた心を、解きほぐしてくれるんだなぁ…。
-
モニター
夫に傷つけられて辛い結婚生活を送ってきたヒロインが、夫の死後、素敵なヒーローの出現で、トラウマに苛まれながらも新たな幸せを見つけて行く姿が、丁寧に書き込まれている作品でした。なかなか新しい愛を受け入れられないヒロインにヤキモキし、それでも辛抱強く待つヒーローの姿に羨ましさを感じました。
-
モニター
今まで大人のラブロマンスは読んだことがなかったので、少しドキドキしながら読みました。ストーリーは自分の身の回りにもありそうなお話かなと思ってたのですが、主人公のジェシカの純粋さ、マシューの情熱家の部分にとてもドキドキ、胸がキュンとしました。次々と話が展開してあっという間に読み終えました。ドキドキ、キュンキュンとしてみたい方、ぜひ読んでみてください。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。