ハーレクイン・シリーズ
目が覚めると、彼女は記憶をなくしていた。 列車事故に巻きこまれ、偶然現場にいた医師スチュアートに命を救われたが、 彼によれば、彼女は意識を失う前、赤ん坊を大事に抱えていたという。 赤ん坊は彼の姪で、彼女は彼の亡き兄の妻、デザレイだと聞かされる。 兄と長く疎遠だったため、義理の姉である彼女とは初対面らしい。 わたしに夫がいたなんて、まったく身に覚えがないけれど……。 これまでの人生を失った不安に押しつぶされそうななか、 親身に支えてくれるスチュアートに、いつしか心を許すようになっていた。 そこから彼女のデザレイとしての人生が始まるかに見えた―― だがほどなく驚きの事実が判明する。彼女はデザレイではなかったのだ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年04月05日
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- 著者
- フィオナ・マッカーサー
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- 訳者
- 瀬野莉子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22317-3
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- 書籍番号
- I-2317
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モニター
とても面白かったです。主人公の女性(名前ははっきり書かない方がいいですよね)がスチュアートの気持ちになかなか気づかないのがちょっと気になりましたが、それ以外は良かったです。二人の出会い方もスリリングでわくわくしますね。もう少し女性の正体がはっきりするのを引っ張ってもいいのかなと思いました。
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モニター
きっかけは、列車事故で赤ちゃんを助けたこと。そこから、物語が始まります。その怪我のせいで、記憶喪失、早産という大変な経験をした彼女を助けたのは、偶然にも赤ちゃんの叔父でした。二人が赤ちゃんに接する時間が長くなるにつれて二人の関係も、少しずつ変わっていきます。まさに題名の通り、愛を結んだ小さな命に、二人が幸せになったといっても過言ではありません。二人にもっと小さな命が授かるといいなと思わせる物語です。
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モニター
とても意志の強いヒロインが頑張って生きて行こうとするけれど、思いもよらない出来事が重なりピンチを迎えます。手を差し伸べてくれるヒーローの優しさに触れて、女性も好意を寄せるけれどなかなか素直になれなくて…。小さな命が愛のキューピッドになるハートフルなお話です。
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モニター
列車事故、記憶喪失、妊娠...。怒涛の幕開けで物語は始まります。かなりドラマティックな出会いなんだけど、主人公たちの歩みよりが自然で、惹かれつつもどこかでブレーキをかけているところに好感が持てました。自分をきちんと持っている落ち着いた2人の恋と言ったところでしょうか。NICUの内部を垣間見る事が出来るのもよかったです。
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モニター
主人公は列車事故にあい、記憶喪失になり医師スチュアートに出会うわけですが、このヒーローは最初から主人公にゾッコンです。最初は義理姉と思っているので自分の気持ちを抑えているのですが、他人と分かったとたんグイグイ主人公の気持ちに入り込んでいく様が面白いです。子供に対する接し方も丁寧に描かれています。プロポーズの言葉は感激します。ぜひ読んで確かめて下さい。
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モニター
経験したことのない物語と主人公の心の描写が素晴らしく、読み進めていくにつれ、わたし自身が主人公になったように臨場感を体験できる本です。とても読みやすい文章で、状況がありありと伝わってきて、どんどんとその世界に入っていけて心だけでなく身体も揺さぶられるような一冊です。
オーストラリア出身の作家。助産師がヒロインのメディカルロマンスを描くことを得意とする。自身もベテランの助産師で、その20年以上のキャリアを生かしたノンフィクションも執筆しているが、小説を書く前の取材旅行が何より楽しいという。