ハーレクイン・シリーズ
きっかけは小さな嘘
雲の上の人を婚約者だと口走った罰。
それは解雇ではなく、結婚だった。
名前を借りただけのつもりが、まさか記事になるなんて。 大手デパートで働くペイジは、社長ダンテの前でうなだれた。 目の前に置かれた新聞にでかでかと躍る見出しには、 “ダンテ・ロマーニが従業員と結婚!”とある。 亡き親友の赤ん坊を養子にするには、独身では無理だと役所で言われ、 ペイジはとっさに、勤め先の社長と婚約中だと言ってしまった。 いつも女性たちの注目の的である彼が怒るのも無理はない。 解雇を覚悟しつつも、必死に事情を説明するペイジを見ながらダンテはしばらく考えていたが、やがて思惑ありげな顔で言った。 「きみの処分を決めた。僕の妻になれ――報道されたとおりに」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年03月20日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12949-9
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- 書籍番号
- R-2949
読者レビュー
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モニター
これぞハーレクイン!ってお話でした。いつもながら主人公の男性は素敵ですね~♪ 例えウソがきっかけでもこんな男性が側に居てくれたら私だったら少々のことは我慢できるかも?! アナがもう少し大きくなった頃この2人がどうなってるか知りたいので、ぜひ続編を書いていただきたいです。
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モニター
嘘から本物の愛へと発展していく過程が面白く、一気に読んでしまいました。
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モニター
1つの嘘で運命が大きく転換する。もしかしたら幸せをつかむきっかけも私たちのすぐそばにあるのかもしれない。誰もがドラマチックな人生の主役です。さあペイジのドラマはどう進んでいくのでしょう。
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ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。