ハーレクイン・シリーズ
ギリシアのとあるホテルに休暇で滞在していたフランは、裏庭で傷ついてぐったりした小さな女の赤ん坊を見つけた。親が見当たらず、急いで病院に運びこんだあとも、赤ん坊のはかなげな姿に胸がつまり、涙ながらに励まし続けていた。何時間もたち、やがてさまざまな状況が明らかになる――不幸にも赤ん坊の両親は竜巻に巻きこまれて亡くなったという。そして、この子の伯父と名乗る男性が現れ、フランは目をみはった。世界でも指折りの巨大企業のCEO、ニコロス・アンゲリスだったのだ。さらに驚くことに、彼は親身に看護をするフランを見て、姪の世話係として一族の住むミコノス島へ来てほしいと申し出た!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年01月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 後藤美香
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22306-7
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- 書籍番号
- I-2306
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- ミニシリーズ
- 愛の使者
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モニター
楽しくて続きが気になり、あっという間に読み終えてしまいました。休暇中の旅先で、人生を変えてしまうような出来事が起こるなんて…。心に残る素敵な物語でした。
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モニター
海外女性作家の恋愛小説を初めて読みました。翻訳が良いのもあるのでしょうけど、テンポがよく、情景や登場人物の心理が端的で的確に表現されていて、とても読みやすかったです。エーゲ海や行楽地の美しさ、登場人物の気持ちのこもった掛け合いまでも、ありありと目に浮かびました。登場人物は皆、毅然としていて、それでいて寛大で、読んでいて潔い気持ちになります。こういった登場人物たちが織りなす物語なので、恋愛小説を読んでいるのだけど、人生との向き合い方や人との接し方というところまで様々に学ばせていただきました。
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モニター
美しいギリシアの風景の中で、主人公達とふたりの友人夫妻を取り巻く人生の悲しみと喜び。 “大きな愛で読む人の心を潤す名作家”の名の通り、心が潤います。小さな愛らしい赤ん坊を挟んだ主人公たちのやり取りも個人的にとても好きでした!
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モニター
読み終わると心が温かくなって、みんなの幸せを願いたくなりました。男女の愛・親子の愛・友情と色々な愛の形がありますね。日本でも今年竜巻の被害がありましたが、その竜巻がもたらした悲劇とそれが生み出した幸せへの出会いがドラマチックでした。可愛い奇跡の赤ちゃんが愛のキューピッドなんですね。登山の様子やミコノス島の自然も素敵な描写でした。
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モニター
自立した美しいヒロインとリッチでハンサムな男性とのロマンスは、エーゲ海のまぶしい光のようで日常を忘れさせてくれる素敵な作品でした。完璧に見える二人にも、それぞれの悩みや傷ついた過去があり、そういう人間臭いところが感情移入しやすくて二人を応援したくなりました。
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モニター
女性が結婚を躊躇する大きな理由を抱えているヒロイン、フランがどのようにして結婚をしようという気持ちになれるのかがとても気になり、読みだしたら最後まで一気に読んでしまいました。さらに相談している友人自身が結婚生活の危機を迎えている状態でフランの新たな恋愛へ否定的。「これハッピーエンドになるのかしら?」と思ってしまいました。結婚・出産に悩んでいる女性にぜひ読んでほしい1冊だと感じました。
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モニター
このままハッピーエンドになってほしいなぁと思いながら最後まで読みました。偶然の出来事から次から次へと赤い糸で引きつけられるように物語はすすんでいきます。小さな女の赤ん坊が物語の鍵です。ドキドキというよりゆったり心静かに読むことができるラブストーリーです。
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モニター
ギリシャの風景とセレブな世界観にすぐに物語の世界に浸れました。それぞれの登場人物がどんな過去や問題を抱えているのかが気になり、一気に読みきりました。登場人物はみんな悩みや悲しみを抱えながらも、温かく優しい人柄で、たくさんの偶然や奇跡が重なって、運命とは必要な時にやってくるものなんだと感じさせてくれるお話でした。
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モニター
エーゲ海の素敵な風景が浮かんできて、自分もそこでフランやニックと一緒にいるような気分になれる物語でした。久しぶりに恋愛系の小説を読みましたが、ふたりのもどかしさにドキドキしページをめくる手も止まらずあっという間に読めました。とても温かく感動できる1冊です。
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モニター
悲劇から始まった物語で、切なくなる。山や海のシーンはとっても素敵で、私も自然を感じて生きてみたいと思いました。日本にはない空気の中でドライブしたいな~。赤ちゃんはまさに天使だと感じることができました。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。