ハーレクイン・シリーズ
目前に迫った香港と中国への旅を楽しみにしていたローリーは、上司のモーリスに高価な指輪を預かってほしいと頼まれ、困惑しながらも断りきれずに引き受けた。誕生日にその指輪を贈ることを秘密にしておいて妻を喜ばせたいというモーリスの話にほだされたのだ。指輪を持ち帰った晩、彼女の留守に何者かが部屋に侵入した。犯人のねらいは指輪だったのでは?そう思うと不安でたまらず、ローリーはやむなく旅先まで大切な指輪を持っていくことにした。ところが不安は旅先でも彼女につきまとって離れなかった。タイラーという魅力的な男性が行く先々に現れて……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2009年08月05日
-
- 著者
- ジェシカ・スティール
-
- 訳者
- 小沢ゆり
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-22037-0
-
- 書籍番号
- I-2037
-
モニター
理解しあえたかと思うとまたすれ違っていく二人にはらはらしながら読み終えました。何故追われているのか、タイラーの行動にも疑問を抱きつつ、最後まで読んで次々明かされる事実まで辿り着くと納得でした。ちょっと強気で可愛いらしいローリーが微笑ましかったです。
-
モニター
ロマンス小説には珍しく、アジアが舞台となっていて、親近感を持って読めました。実際に行ってみたい所の中国・香港の観光地がたくさん出てきて旅行気分が味わえる一冊でした。
-
モニター
読みだしから主人公に自分を重ね、ハラハラドキドキ。「この人誰??」って緊張したり、ドキドキしたり、かなりストーリーの中に入り込んでしまいました。そして一気に読んで読み終わったあとはとてもHAPPYな気持ちになりました。ちょっと自分が恋愛してしまった気分です。
-
モニター
旅行が趣味の作者様だけあって、舞台が中国に移ってからの旅情あふれる描写は群を抜いてます。物語の前半ではヒロインのローリーと一緒に旅をしている気分を楽しめました。方向音痴な彼女にハラハラさせられたり、タイラーにホッとさせられたりも…。打って変わって後半では一気にサスペンス色が濃くなるのですが、ローリーが預かっていた指輪の秘密、そしてミステリアスなタイラーの正体は、ちょっと意外でした。
-
モニター
ヒロインを助けてくれるかと思えば、侮辱するような言動のヒーロー。なんでそういうこと言うの?と、理由がわかるまではイライラ。それにガンガン言い返したり、カーッとなって引っ叩くヒロインも相当な気の強さでした。なかなかうまくいかない2人の関係にハラハラしましたが、最後はハーレクインらしく情熱的な2人でした。
-
モニター
楽しい旅行目前に同行者の入院、家に泥棒?とまるで“ついていない”ヒロイン。加えて上司から保管を頼まれた指輪への責任とアンラッキーてんこ盛りでの旅行の始まり。旅先での魅力たっぷりな男性の接近を素直に喜べない、半分恐れの混じるモーリスの心理が手に取るように伝わってきます。旅の終わりに待つものは?と先を読みたくなる1冊です。
イングランド中部に、七人兄妹の六番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。