ハーレクイン・シリーズ
ディ・バラ家の末息子ニコラスは、あてのない旅の途中、ひょんなことから行方知れずの兄を捜すエメリーという少年に出会った。まだ若く心細そうなエメリーに力を貸してほしいと頼まれ、誇り高き騎士であるニコラスは、ともに旅をすることにする。ところが繊細な顔立ちのエメリーをつい目で追ってしまい、自分の感情に戸惑っていたある日、驚愕の事実が明らかになる。エメリーは少年ではなく、男装した美しい娘だったのだ。厳罰を覚悟して怯える彼女に、ニコラスは思わず唇を重ねて言った。「きみが女性だったのが、とてもうれしい」しかし、すぐに彼は自戒した――エメリーと親密になってはいけないと。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年12月05日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年11月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33176-2
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- 書籍番号
- PHS-76
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日高七緒
いよいよディ・バラ家最後の騎士、ニコラスの登場です。コミカライズの為早い時期から邦訳を読ませて頂き、読者様より一足早くディ・バラ家の面々と再会することができました。デボラさんのコメントにもありますが、本編のラストは今までディ・バラ家シリーズを愛読してきた方であれば、思わず涙が…。
是非この感動をご一緒に! そして、コミック版も併せてお読み頂ければ幸いです。 -
モニター
時代物は初めてですが、いいですね。服装とか想像して読んでしまいました。二人が意識し始めている状況とかドキドキしました。想像しながら読む楽しさを久々に味わいました。
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モニター
兄を探す旅で長く同じ時間を過ごす事から辿りついた真実、そして得た信頼。ドキドキしながら展開を楽しめました。
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モニター
ディ・バラ家の物語との出会いは初めてでしたが、これまでの物語を知らない私でも、情景が浮かんでくるような描写に、序盤から引き込まれる感じで読みました。謎に包まれた展開や、ニコラスと従者ガイのやりとりなどが物語に深みをもたせ、エメリーの魅力を引き立てていました。読み終えたときはとても幸せな気持ちになりました。これを機会にディ・バラ家の兄たちの物語も読んでみたくなりました。
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モニター
事情があるがゆえにお互いに思いを寄せながらも一歩踏み出す事ができないヒーローとヒロイン。途中がもどかしかっただけに、最後はとても幸せな気持ちを味わえました! ディ・バラ家の物語を読んだのは今回が初めてでしたが、他のお話も読んでみたくなります。
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モニター
3人の奇妙な旅の始まり。3人の関係やバランスがとてもよく、のめり込みました。ディ・バラ家のシリーズ集を読んだことがないので、全巻読みたくなりました。
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モニター
ニコラスの心の動き、抑えきれない感情が手にとるようにわかり、どんどんページをめくりました。男装したエメリーとの出会い、惹かれていく感情、それを抑えなければいけない心の葛藤。すべての思いを感じてほしい一冊です。
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モニター
恋愛小説というよりハラハラドキドキできるミステリー要素満載です。ヒストリカルがお好きな方にオススメです。ヒーローもヒロインも可愛いのですが、一番魅力的なのはヒーローの付き人ガイです。いい役柄を演じてます。
日本では『狼を愛した姫君』(HS-14)でデビュー以来、絶大な人気を誇る作家。ディ・バラ家やド・レーシ家の面々を主人公に据えた中世の物語と、華やかな英国摂政期(19世紀初頭)の物語を描き分ける。冒険とユーモア、謎とロマンスに満ちた彼女の作品は26カ国で出版され、世界中の女性に愛されている。