ハーレクイン・シリーズ
天使の住む丘
彼が私を覚えていないとしたらショックだ。
でもむしろ、そのほうが好都合かも……。
カサンドラはイギリスの小さな村の病院で看護師をしている。ある日、かかりつけ医ジョンの診療所を訪れた彼女は、思いがけずベヴァンと再会して呆然とした。ジョンが心臓発作で緊急入院し、ベヴァンが代診医としてやってきたのだという。彼はカサンドラにとって二度と会いたくない男性だった。かつて誤解からカサンドラに非難の言葉を投げつけたベヴァン。ところが、彼女を覚えていないのか、彼は初対面のように接している。このまま彼が私を思い出さずにいてくれたら……。カサンドラにはひそかにそう願わざるをえない理由があった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年04月20日
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- 著者
- アビゲイル・ゴードン
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- 訳者
- 佐藤利恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22007-3
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- 書籍番号
- I-2007
読者レビュー
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イギリスの作家。熱心なロマンス小説の読者で、作家である姉妹に見てもらい一作目を執筆。メディカルロマンスを好んで書く。夫とは死別したが、三人の息子のうち長男は病院の管理者で、調べ物のよき助けとなってくれているという。