ハーレクイン・シリーズ
シングルマザーのリズは、社長秘書として一生懸命働いてきた。だが子供の進学を控え、昇給を願い出ようかと迷っていた矢先、人情味にあふれる上司ロンが急逝してしまう。新社長に就任したロンの息子チャールズは冷酷な男だった。彼はリズのたっての願いをにべもなく断り、侮辱したのだ。悔しさと恥ずかしさをのみこみながら家路へ車を走らせていたとき、雪道で大破した超高級スポーツカーが目に留まった。運転手はもちろん、都会から来たばかりのチャールズ。リズは一瞬昼間の屈辱を忘れて車を寄せ、助手席のドアを開けた。大嫌いなボスなのに、不覚にも顔が熱くなってしまうのを感じながら。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年09月20日
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- 著者
- バーバラ・ウォレス
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- 訳者
- 宇丹貴代実
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年09月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22292-3
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- 書籍番号
- I-2292
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モニター
今までに読んだハーレクインの本の中で一番現実味のあるお話でした。ハンサムなボスですが、周囲からは警戒され煙たがられる存在で、ヒロインはシングルマザーとして奮闘していますが、家計を心配するなどかなり生活感も感じます。そんな二人が少しずつ惹かれ、お互いに影響を受けてよい方に変わっていく…。そんな等身大のストーリーに好感をもちました。素敵な大人のラブストーリーです。ヒロインの息子がいい味を出してます。
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モニター
バーバラ・ウォレスの作品を始めて読みました。かっこいいボスとのオフィスラブ憧れます。ところどころに現れる描写が、アメリカのドラマや、ハーレクインコミックを見てるかのように頭の中に浮かんで読みやすかったし、楽しかったです。想像どおりの期待を裏切らない一作でした。
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モニター
ヒロインが30代半ばという設定が意外でした。初恋や愛の復活ではなく、バツイチ女性の恋愛は新鮮でした。忘れていた恋心、一歩踏み出す勇気が描かれている、大人のラヴストーリーです。
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モニター
シングルマザーの心情をよく表している作品でした。母親としての責任と、上司への恋心に葛藤するヒロインがいじらしく、誰か彼女を幸せにしてあげてと願ってしまいます。いいお話だと思いました。
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モニター
冷酷なボスと、シングルマザーでがむしゃらに頑張って来た女性。お互いが恋に落ちた瞬間、進んだかと思うと、気後れしたりして、気持ちを確かめ合う瞬間など、細かく丁寧に描かれています。
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モニター
シングルマザーとして息子を育ててきたヒロイン。息子には自分が得られなかった愛情や良い環境などを与えようと必死に働いてきた。そこへ新しい上司として現れたヒーローは子供の頃から両親に顧みられなかったことで冷酷な人間になってしまっていた。ヒロインや、周りの人との関わりあいの中で変わっていくヒーローの姿が興味深く、読み終わって心が温まる物語でした。
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モニター
若くしてシングルマザーとなったヒロイン、息子が大きいので年齢的には30代後半か? ヒーローも同じ年代と思われるので、冷徹なヒーローがデレデレになりますがヒロインを甘やかす感じはないですね。一気に最後まで読んでしまいました。面白かったと思います。
幼いころ物語の持つ魅力に取りつかれ、自分でも書き始めた。あらゆるジャンルの物語に挑戦したが、必ずロマンスの要素があり、ハッピーエンドで終わっていたという。努力が実って、2010年にハーレクイン社からデビュー。夫と10代の息子、2匹の猫とマサチューセッツ州に住む。