ハーレクイン・シリーズ
処女の泉
南の島で見つけた愛は、ただの幻でしかなかったのだ。
ギルクライストが〝処女の泉〟のほとりで助けた女は、彼に新たなわざわいの種をもたらした。下着姿で倒れていた彼女は記憶を失い、名前もレイチェルとしかわからない。ギルクライストはデヴィッドソン一族の長として一刻も早く花嫁を迎える必要あった。それなのに、素性も知れぬ彼女のことがどうしても忘れられなくなったのだ。漆黒の髪、透き通るような肌、薔薇色の頬――貴婦人のようだが、娼婦かもしれない女。レイチェルをわがものにすることは、確実に彼の地位を脅かす。しかも、右半身にひどい火傷を負った彼は、いまや剣を持つのもままならない。だが、何をするにしても遅すぎる。ギルクライストはまちがいなく恋に落ちていたのだから。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2001年05月05日
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- 著者
- デブラ・リー・ブラウン
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- 訳者
- 沢田純
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00842-6
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- 書籍番号
- HS-111
読者レビュー
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デブラ・リー・ブラウンが、風光明媚な中世スコットランドを舞台に描く美しくもせつない恋! 精神、肉体ともに傷ついた騎士と癒しの力を持つ治療師の物語です。