ハーレクイン・シリーズ
忘れえぬ香り
その香水にまつわる悲しい思い出が
彼の心の奥深くに居座っていたなんて。
「しばらく子供たちの面倒を見てもらえないかしら。村の診療所で代診医の欠員が出てるから仕事の口もあるのよ」外交官の夫に同行しなければならなくなった姉に請われて、医師のヘンリエッタは数カ月間、都会を離れる決意をした。初日、慣れない診療所で一人奮闘していた彼女は、遅れて来た同僚医師マシューのぶしつけな態度にいらだつ。おまけにお気に入りの香水をつけていたことを非難され、反発心はぐんとふくらんだ。マシューが香水に難癖をつけたのにはわけがあったのだが、そのときのヘンリエッタは知る由もなく……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年01月05日
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- 著者
- アビゲイル・ゴードン
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- 訳者
- 沢田由美子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-21987-9
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- 書籍番号
- I-1987
読者レビュー
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イギリスの作家。熱心なロマンス小説の読者で、作家である姉妹に見てもらい一作目を執筆。メディカルロマンスを好んで書く。夫とは死別したが、三人の息子のうち長男は病院の管理者で、調べ物のよき助けとなってくれているという。