ハーレクイン・シリーズ
親戚の結婚式でローマン・ペトレッリという実業家を紹介され、イジーは思わず我が目を疑った。2年前、自殺した母の葬儀の日にふらりと入ったバーで酔っぱらいから私を守ってくれた男性だわ! 母の死のショックで我を失った私は彼と一夜を過ごしたが、朝起きるとその姿はなく、二度と会うことはないと思っていた。一方のローマンは、忘れがたい女性との再会に興奮しながらも、イジーが抱いている赤ん坊を見て、訝っていた。あの夜、僕は避妊をしなかったが、まさか……。いや、ありえない。僕には子供を持てない理由があるのだから。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年08月05日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 三浦万里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12879-9
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- 書籍番号
- R-2879
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モニター
運命的な出会いと別れ、そしてシークレットベビー。苦悩・苦痛・やるせなさを思わせるストーリーかとおもいきや…。健気で誠実なイジーの頑張りと、見守る周囲の人たちの温かさや、ローマンの理解力ややさしさ・力強さにとても惹かれる内容でした。再会した二人がリリーのために歩み寄る姿は苦悩しつつというより微笑ましいところも読みどころで、最後までがっちり心を掴んでくれる作品でした。
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モニター
すごい偶然から始まる恋。ロマンチックで素敵です。ドキドキしながらあっという間に読み終わってしまいました。
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モニター
シングルマザーのイジー。イジーの娘は、たった一回だけ夜をともにした名前も知らない男の子供。物語は官能的な部分も多く、大人の物語ですよ。ゆっくりな話の展開ですが、それもまたこの話の魅力の1つかと思います。イジーの心の葛藤や一夜を共にした男「ローマン」の心情などじっくりと読むことができるラブストーリーです。
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モニター
普通の感覚とはちょっと違う母親を持つイジーと、両親の愛をあまり受けなかったローマン。もちろん二人の間には紆余曲折あり、やっと結ばれるかと思いきやギリギリでまたもやひと悶着! でもドロドロとした作品ではないので気分よく読めました。赤ちゃんの面倒を見るシーンは身につまされます。脇役ですが、イジーの実父や義理母、義理弟妹がとてもいいですよ。こんな親戚なら大歓迎です!
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モニター
お互いに人生に苦しんでいる時期に運命の出逢いをします。その時には一夜のことと忘れようとしますが…。偶然のような必然的出逢いをした二人の物語です。パパ似の娘の場面も、とっても可愛くて思わずニコッとしてしまいました。
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モニター
イジーとローマンの偶然の出会い、別れ、妊娠、そして劇的な再会でお話が始まります。二人の距離は縮まりそうでなかなか縮まらない…。娘のリリーがとてもかわいくて、二人はお互いへの愛と子どもへの愛情で、少しずつ近づいていきます。読後には温かい気持ちになれる作品です。
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日3キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が2人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今は書くことに熱中している。