ハーレクイン・シリーズ
働くことになった会社での初日、アヴァがまず命じられたのは、会議室に20人分のコーヒーを出すことだった。だが、ワゴンを押して会議室に入った彼女はショックに凍りついた。その場を取り仕切るボスが、かつての憧れの男性ヴィートだったからだ! 彼はきっと、即刻わたしに首を言い渡すに違いない。なぜなら、3年前にアヴァは交通事故を起こし、その巻き添えとなったヴィートの弟を死なせてしまったのだから。罪と向き合う苦しい年月を経て、アヴァはようやく過ちを許され、今日は社会復帰のための研修第1日目だった。それなのに、わたしを憎む男性の下で働くことになるとは……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年05月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 井上絵里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年05月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12856-0
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- 書籍番号
- R-2856
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モニター
過去の辛い経験を経て、主人公のけなげさ、それによって頑なな心を持った相手の気持ちが段々解けていく様子がよく表現されていたと思います。また辛い事があっても努力すれば未来は必ず明るいと信じられるような作品だと感じました。自分自身も幸せを手に入れるために頑張りたいと思える、読んだ後に心が温かくなるような作品だと思います。
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モニター
個人的にリン・グレアムの描くストーリーが好きなので、今回も楽しみに読ませていただきました。悲しい過去を共有している二人に、ヒロインの純粋さに引き込まれてしまいました。
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モニター
ヴィートの弟を車の事故で死なせ服役したアヴァと、彼女の社会復帰を受け入れる会社のボスでもあり、被害者の兄でもあるヴィート。立場上、お互い愛してはいけない人なのに惹かれ合う二人。激しい恋の行方に最後迄、ドキドキさせられました。愛してはいけないとわかっているのにお互い求めあってしまう。そんな恋愛……。ちょっと憧れます。ハッピー度数100デシタ!
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モニター
どんなに辛い事があっても、逃げずにひたむきに頑張っていれば、きっと良い事が訪れると思わせてくれる物語でした。ありのままの自分でいられる。そんなパートナーと一緒になれるって最上級な幸せですよね。おまけに その相手が憧れていた人だなんて! こんな信じられない幸せを手にするまでのアヴァの軌跡は、ドキドキ&切ない! のオンパレードでした。もちろん最後は、一緒に最上級な幸せ気分になれますよ♪
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モニター
「あなたは許してくれるの?」アヴァとヴィートの間には惹かれあうものがある。ただ その間にはオリーの死という壁があり二人がどう壁を乗り越えられるのか……リン・グレアムならではのスパイスが効いた物語。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。