ハーレクイン・シリーズ
まさか……レイフ?! サラは仕事先のカフェに現れた客を見て、凍りついた。高校を卒業した日、二人は喧嘩別れをし、レイフは独り町を出た。必ず成功してみせる、と言い残して……。やがて有名になった彼のスキャンダラスな記事を目にするたび、サラは胸の痛みをこらえ、自分に言い聞かせた。“いつか彼が私を迎えに来る――そんな甘い夢を見てはだめ”でも今、セクシーな大人の男性になったレイフが黒いポルシェの助手席のドアを開け、微笑みかけてくる。レイフの信じがたい思惑など、サラは知るよしもなかった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年12月20日
-
- 著者
- キャサリン・マン
-
- 訳者
- 大田朋子
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年12月07日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51544-5
-
- 書籍番号
- D-1544
-
- ミニシリーズ
- 恋する億万長者
-
モニター
ひっそりと暮らしていたサラの前に現れたのは、14年前に別れた元恋人レイフ。復讐心にとらわれた彼を説得しようとするサラと、彼女との情熱を再開しようとするレイフの駆け引きにドキドキしました。最後に辛い事実を乗り越えたレイフと真実の愛に気づいたサラに感動しました。
-
モニター
14年前に理解しあえずに別れてしまった二人。でもお互い忘れることができずに気持ちをひきずっている。何とも言えない駆け引きに、すごく惹かれます。やはり初恋ってすごいですね。いつかはと心の奥で願っていた事が現実になる過程をワクワクしながら読みました。
-
モニター
一番愛する人と結ばれない。愛しい気持ちは一緒なのにすれ違う。やるせない気持ちを何年も抱き続ける辛さがとても伝わってきました。男性の愛し方と女性の愛し方が根本的に違うという部分もリアルに共感できました。だから言い争いになってしまう。お互いを思いやっているだけなのに……。学生の頃の激しい気持ちから、大人になって歩み寄る静寂の愛情への二人の変化がとても感じられる作品です。
-
モニター
昔別れたヒーロー、ヒロインが再会してもお互いを忘れておらず、意識し続けるところが読んでて楽しかったです。過去の回想も交えてあって切なさが倍増でした。個人的にヒーローの花の話のところがとても好きです。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。