ハーレクイン・シリーズ
結婚の理由
わたしが彼の妻としてふさわしいですって?いくら祖父の願いとはいえ、冗談じゃないわ。
ライアンは五年前に祖父から引き継いだ会社を大企業に発展させ、三十二歳の今、気ままな独身生活を楽しんでいる。結婚なんて男を縛りつけるだけだ、というのが彼の意見だ。ライアンには現在、身内は祖父ひとりしかいない。そのかけがえのない祖父が、突然、死が近いことを口にし、最後の望みとして、ライアンに幸せな結婚をしてほしいと頼んだ。老人はすでに孫息子の結婚相手を見つけていた。それは亡くなったライアンの兄の義理の娘、デボンだった。だが、祖父の家でデボンに会ったライアンは息をのんだ。昼間、デパートのファッションショーで、少しばかり性差別的な冗談を言っただけなのに、顎にパンチをお見舞いしてくれた、あの気の強いモデルじゃないか。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年09月20日
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- 著者
- サンドラ・マートン
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- 訳者
- 井上京子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-1421-4
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- 書籍番号
- R-1421
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