ハーレクイン・シリーズ
九十日間のミセス
彼は単なる三カ月の契約結婚の相手。本気で好きになっても傷つくだけだわ。
演劇専攻の学生ローリーは、病院で医学実習生を相手に〝標準的患者〟の役を演じ、実習の手助けをしている。目下の悩みは二つ。一つは大学の卒業単位が足りないこと。もう一つは、父の死で破産したにもかかわらず母の贅沢癖が抜けず、とうとう家が競売にかけられることになったこと。ところが、その悩みをいっきょに解決してくれる人物が現れた。赴任してきた病院長のハリーだ。彼は一人娘のために新しい母親をさがしていた。ローリーが引き受けてくれれば、卒業単位のことも家のことも、しかるべき手を打ってくれるという。とりあえず契約は三カ月。だが、ローリーの心は揺れた。私はずっと白馬の王子様との出会いを夢見てきたのに……。ひょっとして、ハリーがその王子様ってこともあるのかしら?まずは九十日間だけ、完璧に〝妻〟を演じてみよう。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 1998年08月05日
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- 著者
- エマ・ゴールドリック
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- 訳者
- 高橋庸子
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4168-8
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- 書籍番号
- I-1168
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