ハーレクイン・シリーズ
幻のフィアンセ
ジュリアは三十歳。ロンドンのセント・アン病院に勤めている。看護師長として若い看護師を指導する立場にあり、同じ職場にはフィアンセの医師ナイジェルがいる。優しくて思いやりがあり、生活力もあるナイジェルは未来の夫として申し分のない男性だ。紹介された両親ともうまくやっていけそうな気がする。だが、婚約して一年以上もたつのに、彼の態度がはっきりしない。かねてから希望しているブリストルの病院の研修医になれれば、すぐに結婚できるはずだが、彼は、採用が決まっても新しい仕事に慣れるまではまだしばらく独りでいたいと言いだした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年08月05日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 古城裕子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73801-1
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- 書籍番号
- C-801 (初版R-524)
読者レビュー
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イギリス南西部のデボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師および助産師としての教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人の男性と知り合って結婚。以後十四年間、夫の故郷オランダに住み、ベティは看護師、夫は病院事務と、ともに病院で働いた。イギリスに戻って看護師の仕事を退いた後、よいロマンス小説がないことを嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、自ら執筆を決意した。1969年、「赤毛のアデレイド」を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンス、その優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。彼女が生みだした作品は百三十以上にも及んでいる。好きな映画は『逢いびき』(英1945年)、尊敬する人物はウィンストン・チャーチルだったという。