ハーレクイン・シリーズ
名付け親の伯爵の死に疑念を抱いた令嬢ジョージアナは、真相を探るため、大胆にも少年に扮してロンドンに向かっていた。その途中、偶然ジョージアナは放蕩者として名高い子爵――ベネディクト・フィンチャムの危ないところを救う。窮地を救われた子爵は、すみれ色の美しい瞳の少年に心動かされ、自分の馬車に乗せてやることにした。そして少年の正体が卑しからぬ身分の若い女性だと見抜くや、子爵は好奇心を抑えきれず、ある提案を口にしていた。自分の従者としてロンドンの邸宅で働く気はないかと。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年08月05日
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- 著者
- アン・アシュリー
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- 訳者
- 深山千尋
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33144-1
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- 書籍番号
- PHS-44
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モニター
すごく面白かったので数時間で読んでしまいました。男装の麗人のような、リボンの騎士のようなかわいい少年をイメージしました。今までにないストーリーでドキドキしました。少女漫画の様でもあります。
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モニター
犯人は誰? 謎解きの要素が入っていると、恋の行方だけじゃなく、謎解きの行方が気になって気が付けば一気読み。なかなか読み応えのある1冊でした!
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モニター
女性の立場や自由が制限されていた時代に、ヒロインが持ち前のユーモアや知恵と勇気で、恋に悩みながらも、ある事件の解決に懸命に立ち向かう姿は、先が楽しみでどんどん読み進められました。一癖あるヒーローがヒロインを愛するが故に、長年の自分のスタイルを変えていくところは、男性にはこうあってほしいと世の女性が自分のパートナーに願うことではないかと思い、とても共感できました。
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モニター
私はヒストリカルは殆ど読まなかったのですが、主人公のかわいらしい快活さと子爵のスマートなイケメンぶりにどんどん物語に惹き込まれていきました。推理小説のような要素もあるので、読み応えのある作品です。
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モニター
思いがけないところでの出会い。迷いながらもそれが幸せにつながってゆく……なかなか途中で止められず、一気に読み終えてしまいました。アン・アシュリーの他の作品も読んでみたいなと思います。
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モニター
物語はヒーロー目線で始まり、勇敢で聡明で美しいヒロインに、ヒーローは初めからメロメロ。お転婆なヒロインを危険から遠ざけようと、アレコレ画策するヒーローにニヤニヤ。ヒストリカルらしい礼節と慎みで、なかなか想いを打ち明けられない二人にヤキモキ。推理物の要素もちょっぴりあって(でも薄味)、とても可愛らしく、楽しい作品でした。
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モニター
とてもおもしろかったです。活発なヒロインに心動かされていく子爵が心の声ににこやかになるシーンなど、とにかくこちらまでにっこりしながら読むことができます。ヒロインが紳士の子爵にだんだんと惹かれていく姿も、純粋さが伝わってきます。それから、子爵のクールなダンディーさがとてもカッコ良かったです。
イギリス中部レスターシャーで生まれ育つ。幼い息子たちを寝かしつけるときに役立った物語を作る才能が、ヒストリカル・ロマンス小説の分野でも開花した。趣味はガーデニングで、自宅の庭を開放することも。イギリス南西部に在住。