ハーレクイン・シリーズ
週末だけの誘惑
レイチェルはこの四年間で変わり果ててしまった。 やせすぎの体に地味な黒のスーツ。化粧気のない顔は老けて悲しげだ。 たび重なる不運で男性不信に陥り、プライドすらもずたずただった。 仕事で訪れた高級ホテルで、いつも消極的なレイチェルに、 上司のジャスティンはこう提案する。 「美容院に行ったらどうだい。髪も化粧もすべて変えてみればいい」 数時間後、バーのダンスフロアで待っていた彼は、 現れた美女に息をのんだ。「今、きみと踊るのは賢明ではないな」 レイチェルは大胆にも上司の首に腕をからめ、きっぱりと言った。 「黙って、ボス。ただ足を動かして」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2004年01月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11931-7
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- 書籍番号
- R-1931
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