ハーレクイン・シリーズ
朝の光に消えない愛を
いきなり唇を奪っておいて、
それでもまだ私の味方だと言うの?
ビールの残り香のするキス……。マンディは誘拐され、手首を縛られたままでありながら、抱き寄せられた男のぬくもりに、かすかな安らぎを感じていた。ミゲルと名のったその男は、体を離しながら、輝く瞳で、無言のメッセージを送ってくる。僕は君の味方だ。信じてくれ――。彼はマンディを救うために、彼女が拉致された波止場から追ってきたマイアミ警察の刑事だと言う。そして誘拐犯たちをあざむくために、彼の愛人のふりをしてくれと。でも、犯人たちの目の前で、いきなりキスされるとは思わなかった。マンディは、男の力強い手に守られたいとは思いながらも、彼をはたしてどこまで信じられるのか、わからなかった……。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2008年08月20日
-
- 著者
- ヘザー・グレアム
-
- 訳者
- 仁嶋いずる
-
- 定価
- 755円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-33629-3
-
- 書籍番号
- HTP-29
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
情熱的なロマンスとスリリングなサスペンスの名手として名高い、世界的ベストセラー作家。歴史物やパラノーマル作品にも積極的に取り組み、100冊にも及ぶ著作はおよそ20カ国語に翻訳されている。数々の受賞歴を誇り、雑誌やテレビの世界でも活躍するなど、名実ともに人気を得ている作家である。太陽と海をこよなく愛し、作品の舞台としても好んで描く南フロリダに暮らしている。