ハーレクイン・シリーズ
愛の言葉が言えなくて
クロエは、教会の運営アシスタントとして、 牧師の父親をサポートする秘書として働いている。 躾に厳しい父親の影響と、彼女自身のつつましい性格から、 二十六歳の今まで、男性と深いつきあいをした経験がない。 あるとき、老朽化した教会の彫刻を修復するため、 サッド・シッペンという彫刻修復の専門家がやってきた。 作業している彼の、赤銅色に日焼けしたひきしまった上半身に、 思わずクロエは目を引きつけられた。 彼のほうこそ、まるで彫刻のようだわ。 はっとして目をそらし、クロエは自分を叱った。 しっかりしなさい。彼は気が荒くて、無節操だという噂なのよ。 やがてオフィスに入ってきたサッドを見て、彼女はショックを受けた。 三年前、父親に反抗して衝動的に家を飛び出したあの夜、 〝接触〟した、忘れられない相手だったのだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 1999年07月05日
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- 訳者
- 三浦万里
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-2946-7
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- 書籍番号
- D-802
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