ハーレクイン・シリーズ
秩序と規律を重んじるサイモンは驚かされるのが何より嫌いだ。そんな彼に衝撃の真実を伝えるため、トゥーラはサンフランシスコにある彼の豪華なオフィスを訪れた。「あなたには子供がいるのよ」という言葉を聞くが早いか、彼女の肘をつかんでドアの外へ追いだそうとするサイモン。まさか初対面の相手に突然子供がいると聞かされるとは。冷徹な敏腕社長として有名なサイモンも、さすがに度肝を抜かれた。トゥーラは自分の家で子供に会ってから話をしようと提案し、片手を差しだした。その手に彼が触れた瞬間、未来を予言するように熱い稲妻が二人の腕を駆け抜けた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年06月20日
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- 著者
- モーリーン・チャイルド
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年06月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51519-3
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- 書籍番号
- D-1519
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モニター
とても優しいストーリー運びでした。意地悪な人も出てこないし、読んだ後、優しい気持ちになれました。サイモンとトゥーラが惹かれあいながらも、お互いの生い立ちのせいでなかなか素直になれないのが、もどかしかったけれど、サイモンが過去から解放されて、気持ちに素直になったとき、やっと二人に幸せが訪れます。個人的にはこんな状況で出会った人と恋愛関係になれるかしら……?と思いました。この作家の本は初めて読みましたが、また、読んでみたいと思いました。
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モニター
小さな子供を愛している主人公に共感します。ロミオとジュリエット的な要素も加わり読み応え十分!
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モニター
ヒーローのオフィスをヒロインが訪ね、ヒロインの息子を育てていることを告白しに行くことで出会った二人の物語。この設定で二人に恋愛感情が芽生えていくのかしら……?と思いながら読み出しました。二人が便宜上同居してからは、ヒロインの素直で率直な態度や言動にヒーローの心が動きだしますが、なかなか素直になれずにいます。その後の展開も読みどころ満載のお話でした。
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モニター
ハーレクインのシリーズはまだまだ初心者の私ですが、ストーリーがとても読みやすく、一気に惹き込まれてしまいました。自分をしっかり持っているヒロインとヒーロー。これだけ生活環境も考え方も違うのに一人のおチビさんを通じて惹かれあう二人……駆け引きがとても魅力たっぷりで楽しめる作品です。同じ女性としてヒロインの母性本能をとても尊敬できますし、こんな女性になれたらなー、と二人の愛の行方以外にもいろいろ考えさせられた作品です。おススメです。
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モニター
これぞロマンスの王道という感じ。誠実で健気で自分の信じる道を一生懸命に生きようとするヒロインと、誰にも心許さず、信じるものは自分ひとりという感じのヒーロー。頑ななヒーローの心もヒロインの誠実さに触れ、ついに人を愛する心を手に入れる。とっても素敵なお話でした。ヒロイン・トゥーラの友人の言葉も、とってもよかったので、ぜひチェックしてほしいです。
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モニター
トゥーラが子供を連れてサイモンのもとを訪れ、サイモンの子供だと告白するところから話が展開します。トゥーラは自分の愛情は子供へのものだと思っていたのが、サイモンと一緒に暮らすようになり、実はサイモンへの愛情が半分を占めていたことに気づき、切なさが伝わってきました。サイモンが裏切るかもしれないとハラハラドキドキしながら読みました。トゥーラの描く絵本に出てくる「さみしいうさぎ」がストーリーのスパイスになっています。
旅行をこよなく愛する彼女は、機会さえあれば夫と連れだって研究旅行に出かける。ハッピーエンドが大好きで、いまでもこの職業を世界最高と自負している。現在は夫と子ども2人、それに誇大妄想気味の犬とともに南カリフォルニアに暮らす。