ハーレクイン・シリーズ
兄の結婚披露宴で、アラベラはワルツを踊っていた。パートナーはカーライン公爵ダリウス・ウィンター――1年半前に初めて見かけたときから、心惹かれていた美貌の放蕩貴族だ。しかしダリウスは、ダンスをしながらきわどい言葉で挑発してくる。そのうえ、彼にひとけのない暗がりへ連れだされたアラベラが、売り言葉に買い言葉でキスに身をゆだねたところ、その場面を社交界でも有名なうるさ型に見られてしまった。すると彼は断られるのを期待するように、尊大な口調で求婚してきた。翌朝、アラベラは周囲の反対をものともせずに申し出を受けいれる。ダリウスが苦々しい表情を浮かべたわけを知るよしもなく。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年04月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 古沢絵里
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33136-6
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- 書籍番号
- PHS-36
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モニター
公爵家の令嬢アラベラが惹かれているのは、美しくも放埒で無鉄砲と悪名高いダリウス公爵。ラブシーンではダリウスの大人の色気とアラベラの幼く、つたない仕草にすごくドキドキします。ダリウスの傲慢なセリフと余裕ぶった態度、普段は強気なアラベラが時折見せるか弱さやそれとは逆の情熱的なセリフがすごく魅力的です。それ以外にも親族にまつわる事件などハラハラする展開があり、一気に読んでしまいました。
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モニター
単なる恋愛ものではなく、とてもスリルのあるお話だったので一気に読み進めてしまいました。最後まで読むと幸せな気分になれます。また、繰り返し読むと、最初はわからなかったことを発見できて、何度読んでも飽きない作品だと思います。私自身もう1度ゆっくり読もうと思います。
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モニター
じゃじゃ馬で向こう見ずなヒロインと、そんなヒロインに振り回されつつも愛しく思うヒーローとのスリリングな物語でした。愛し合おうとするたびに邪魔が入ってしまうというおもしろエピソードも満載です♪ ヒストリカルを読むことはこれまでなかったので新鮮でしたし、とっても読みごたえもある作品でした。関連作があるみたいなので、そちらも読みたくなりました。
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モニター
ヒロインはわがままそうで、少し苦手なタイプでしたが、傲慢なはずのヒーローがヒロインに振り回される場面は痛快でした。ヒロインの3人の兄の話があるようで、「完璧」な兄のロマンスも気になるところです。
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モニター
冒頭からの華やかな恋物語に胸をときめかせながら あっという間に読み終わってしまいました。胸がキュンとなるシーンや夢見心地な気分になるシーンが多くて読んでいてドキドキして、最後まで夢のような時間を過ごせました。
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モニター
傲慢な公爵ダリウスの態度の裏には、令嬢アラベラの隠された秘密があったなんて……! 一筋縄ではいかない二人の純愛にドキドキ、大胆なラブシーンにドキドキ、物語後半のサスペンス風の展開にもドキドキさせられた作品でした。気高く振舞うアラベラが、ダリウスによって感情を激しく揺さぶれる描写に、とても共感できました。
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ロマンスlove
久しぶりに、面白いシリーズでした。3人の兄たちの恋愛を飾るフィナーレが妹の恋愛。アラベラとダリウスがとても魅力あふれるヒロインとヒーローでした。私はダリウスが、一番好みです。このシリーズを読んで自分の好きなタイプを探してみるのもありかもです。最後まで読むと感激しますよ。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。