ハーレクイン・シリーズ
大富豪ロークの妻として幸せに暮らしていたアンジーは、1年前に夫の浮気を知って家を飛び出し、今は独りで暮らしている。ある日、大学生の弟アレックスがやってきて、驚愕の事実を告げた。ロークの口座で決済されるアンジーのカードを無断で使い、インターネットの株取り引きで莫大な額の損失を出したというのだ。それを知ったロークが、アンジーに会いに来いと言ってきた。いちばん顔を合わせたくない相手に弱みを握られてしまった!屈辱をこらえ、お金はいつか返すと訴えるアンジーだったが、ロークはからかうような冷笑を浮かべ、妻を抱き寄せてささやいた。「きみを呼んだのは、このためだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年03月20日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 鈴木けい
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年03月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12716-7
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- 書籍番号
- R-2716
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モニター
はたからみれば相思相愛なのに、誤解から意地を張り合ってなかなか素直になれない二人。最初のほうはじれったく、もう早くくっついちゃって……と何度思ったことか。ですが、途中からえっ?という展開があり、ありがちなストーリーとたかをくくっていたのに目が離せなくなってしまいました。気づけば一気読み。最後があわただしかったので、もう少し二人の幸せな生活風景も見たかったな、と思います。
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モニター
夫婦は互いの生きてきた環境の違いの為にすれ違っていた。この物語に至る以前に時間をさかのぼって回想される数々のエピソードを思えば、ロークはよく辛抱強く我慢したと思う。思うけど、だからってアンジーを取り戻したいのならそれはないんじゃないかな……と心配になり、心の中でダメ出ししてしまう。愛していて愛ゆえに傷ついた。自尊心。プライド。愛されている気持ちに不慣れな女。望んでいるのは復讐? それとも復縁? おいおい……と呟きながら、美しい容姿を持った不器用な二人の愛を堪能。
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モニター
別居中だった夫と再び対面するきっかけを作ったのは、皮肉にもアンジーのたった一人の家族、愛する弟でした。互いに抱える不満や苦しみ、相手を信じられない気持ち、運命のいたずらなのか、誤解が誤解を招き、再会してからも二人の距離はなかなか縮まりません。全く違う環境で育った人間同士が相手を信じ、理解することは、本当に容易いことではないのだな、と改めて考えさせられるストーリーでした。
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モニター
夫ロークの裏切りのせいで、身も心も傷ついた元スーパーモデルの妻アンジー。憎いはずの相手なのに1年ぶりに再会してみると、彼の熱いキスに欲望をかきたてられてしまう……。頼りがいのある男性と脆さを併せ持つような美女という組み合わせは個人的にツボで、大変面白かったです! ラストに向けての盛り上がりはハラハラし通し。二人が顔を合わすたび、セクシーな緊張感が漂うような文体も、情熱的で素敵でした。おススメです!
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モニター
1年前から別居している大富豪ロークと元スーパーモデルのアンジー。ロークの独占欲とアンジーの弟アレックスへの嫉妬、アンジーの誤解が絡み合って、なかなか二人の仲はスムーズに行きません。頑固すぎる主人公は苦手な私ですが、大人になれない甘ったれな弟に対する、頑な過ぎる愛情を持つアンジーを、包容力のある優しさで包み込むロークはとても素敵で、まさに私の大好きなラテン系ヒーローでした。
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モニター
素直になれない二人のお話です。お互いにプライドが邪魔をして、聞きたいことが聞けず、誤解が誤解を生みどんどん深みにはまっていく二人。でも、心の奥には、お互いを思う気持ちがあるので、その葛藤がおもしろかったです。後半、ロークがアンジーに見せた愛情がステキでした。
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モニター
お互いを大切に思いながら誤解で溝ができてしまった二人。気持ちがうまく伝わらない状況にもどかしい気持ちになりながらも、ヒーローが見せる愛情と、はかなげなヒロインの芯の強さが少しずつかみ合って行く状況を応援したくなりました。スケールの違う大富豪の生活もドキドキします。
5人きょうだいの末っ子としてマンチェスターで育つ。現在は、仕事に忙しい夫と成人した2人の娘とともにチェシャーに住む。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまう。