ハーレクイン・シリーズ
幼い頃に母と死に別れ、父親は誰なのかもわからない。孤児のアシュリーはさまざまな里親の家を転々としてきたが、彼らはみな美しい少女を引き取りたがったため、地味で冴えないアシュリーを見て落胆し、虐げた。18歳になった今、そんな彼女の悲願は自分の家を持つこと。頭金をためるために、人里離れた荒野に住む貴族の秘書の職を得る。雇い主のジャック・マーチャントのもとを初めて訪れた日、傲慢だが大人の色香ただよう彼に、アシュリーは危険すら感じた。すると、まだあどけなさの残る彼女を見てジャックが皮肉を放った。「もっと経験豊富な女性に来てもらいたかった」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年02月20日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 松尾当子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年02月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12707-5
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- 書籍番号
- R-2707
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モニター
自分を抑えることで身を守ってきたアシュリーが、「畏怖の念をいだかせる人」ジャックと、心を通わすまでの緊張感にドキドキしました。好きな人と偶然会ってしまった時や、突然二人きりになってしまった時の、どうしたらいいかわからなくなったり、うろたえて焦ってしまう、そんな気持ちを思い出しました。別れを決意したりもしますが、お互いを大切に思うことで乗り越えていく二人を、いつの間にか心の中で応援していました。
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モニター
初めての燃えるような恋。待ち焦がれて出会った “運命の人” 。では、その“運命の人” の秘密を知ったとき、あなたはどうしますか? 今までの恋愛を思い出しつつ、展開にドキドキしながら一気に読み進めました。
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モニター
お馴染「ジェーン・エア」をモチーフにした作品。ヒロインのアシュリーはジャックという貴族の秘書として人里離れた屋敷にやってきます。幼いアシュリーは大人の雰囲気を持つジャックに始めは恐れを抱きます。ジャックも純真なアシュリーに戸惑いを覚えつつ、次第にお互いにひかれていきます。ついに二人は結ばれますが、ジャックには大きな秘密が……。「ジェーン・エア」を知らなくても一気に読み進められます。もちろん、知っている方ならその情景が随所に浮かんできます。広大な荒野が読んでいる間ずっと脳裏にありました。
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モニター
生きていく事に精一杯の前向きな主人公は自分だけの家族が欲しくて奮闘します。そんな前向きな主人公を前に、雇い主であるジャックは自ら作った孤独から飛び出したくなりますが、どうにも出来ない自分と、主人公に惹かれる気持ちの板ばさみになるところがもどかしかったです。
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モニター
年若い処女と世なれた男性との恋。なんだか初期のハーレクインの設定だと思いきや、「ジェーン・エア」がモチーフになっているという説明に納得。ヒロインのアシュリーの揺れる思いもヒーローのジャックの心の葛藤も伝わってきて、あっという間に読み終えました。ジャックの悩みに時代を感じます。惜しむらくは、家政婦のクリスティンをもう少し書き込んでほしかったなあ。
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モニター
秘書とその雇い主とのロマンス。ハーレクインではおなじみのストーリーなんですが、二人が結ばれるあたりがなんともステキでしたね。何度も読み返しました。二人の気持ちの変化の描写に想像力(妄想……?)が掻き立てられました。
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モニター
辛い生い立ちから自分を律することを第一とするヒロインと、自由に恋をできない事情のあるオレ様的なヒーローのお話です。お互い惹かれあっているのになかなか進展しない二人。ヒーローの強引なアプローチで徐々にヒロインの心が解放されていきます。気持ちの上ではすぐにでもハッピーエンドになれそうな二人なのになかなかなれないのがじれったくて ラストのハッピーエンドまで一気に読んでしまいました。強引なヒーローがお好きな方にお勧めです。
英国のウエストロンドンに生まれ、ウィンチェスターに在住。11歳からお話作りを始め、現在まで一度もやめたことはない。アップテンポで心地よい物語、読者の心をぎゅっとつかむセクシーなヒーローを描きたいという。創作以外では、音楽鑑賞、読書、料理と食べることが趣味。娘と息子の母でもある。