ハーレクイン・シリーズ
葡萄色の追憶
アニーは小さな村でティールームを経営している。平穏な生活を送る彼女だが、過去にはつらい出来事があった。九年前、フランスのワイナリーで料理人として働いていたとき、彼女は管理人のエチエンヌと夢のような恋に落ちた。しかし幸福は長く続かず、彼は暴力事件に巻きこまれて殺された。アニーはひとり、胸の張り裂けそうな思いで帰国したのだ。以来、エチエンヌは彼女の心の中で生きつづけている。ある日、見慣れない男性がふらりと店に入ってきた。彼を見た瞬間、アニーの心臓は止まりそうになった。一瞬、エチエンヌが現れた気がしたのだ。少しも似ていないのに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2007年04月05日
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- 訳者
- 高橋庸子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-21879-7
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- 書籍番号
- I-1879
読者レビュー
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キャロライン・アンダーソンが久々に放つ注目作です。ヒーローは有名なサスペンス作家で、リッチで紳士的。そんな彼と惹かれ合いながらも、ヒロインの心の底には深い悲しみが横たわっていて……。苦渋に満ちた愛の物語です。