ハーレクイン・シリーズ
姉の死から3年経ったある日、ケイティは義兄アダムに突然呼び出され、思いもよらない告白を受けた――亡き姉の凍結卵子による代理出産を計画している、と。ならば自分がと、ケイティは代理母に名乗りをあげた。身の危険を冒してでもアダムの力になりたい特別な理由――それは、初恋の相手だった彼を、いまも人知れず想い続けているから。ところが受精卵を移植したまさにその晩、ケイティとアダムの間に起こった、一夜のあやまち……。事態はとんでもない方向へ向かうことになった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年01月20日
-
- 著者
- ミシェル・セルマー
-
- 訳者
- すなみ翔
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年01月05日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51499-8
-
- 書籍番号
- D-1499
-
モニター
主人公のケイティが、ほのかに恋心を抱いていた義兄と、姉への思慕との間でゆれる心が、読んでいて切なくなりました。誰しも、自分が見たものが正しいと思えるものですが、それぞれの人が見た一面が、相手の姿だと思い込んでいたことによるわだかまりが、徐々にほぐれていくのと、それに伴って、自分の気持ちを持て余してしまう二人が、どんな風に答えを出すのか、気になって気になって、最後まで一気に読んでしまいました。
-
モニター
内容は牧場経営者とCEOと代理出産と…ちょっと日本人にはなじみのない話ですが、この非日常的なロマンスがハーレクインの面白さ! いけないと思っても気持ちが止められないあたりのストーリー展開は王道で、ドキドキしながら読みました。それと、普段コミックスしか読まないので、この作品を読みながらコミックスになるとしたら誰の絵かなぁと想像しながら楽しく読みました。
-
モニター
初めての作者だけど、後ろのあらすじをみてわくわくしながら読み始めました。最初は傲慢だと思われたアダムが、次第に可愛く(失礼!)見えてきました。仕事では自信たっぷりなくせに、なかなか自分の気持ちに気付かずケイティとの関係を「最高の友達」だなんて思ってる鈍さに苦笑してしまいます。家族思いのケイティの一途さもほほえましく、もちろんディザイアらしいホットなシーンも。
-
モニター
ヒロインが代理母になって亡くなった姉の子供を妊娠、出産する中での、姉の夫であるヒーローとのロマンスです。ヒロインの明るくまっすぐな性格と、ヒロインを見守る両親の温かさで、題から連想する「情熱的なラブストーリー」というよりも「温かいラブスト-リー」でした。
-
モニター
実はヒストリカルが大好きで、コンテンポラリーは久しぶりに読んだのですが、ハーレクインも世相を反映しているんだなぁ~と思いました。現代生活の多様化、夫婦の心のすれ違い、セックスレス、凍結卵子による体外受精、代理母出産を縦糸に、古今東西変わらぬ永遠のテーマである男女の恋愛を横糸に、亡くなった姉の夫であるヒーローへのヒロインの人知れぬ想いという模様を編み込んだ独特の作品になっています。
-
モニター
タイトルや裏表紙のあらすじを見ると、重い話なのかなと思いましたが、ケイティの明るく奔放な性格と、アダムの無邪気さで、軽やかに楽しめました!
2人の会話が可愛いかったです♪ 受け入れて許して、素直になれば、幸せになれるんだなと思いました。 -
モニター
恋愛の完璧な組み合わせは思いもよらない時に突然訪れる。アダムの心の隙間に入ってきたのは義理の妹だったケイティ。お互い惹きつけられる相手との関係に目が離せませんでした。罪悪感と後悔が入り混じる中で最高の関係を築いていく過程にハラハラドキドキします。最後はやっぱり大好きな人と結ばれる事が出来て、読者はそれだけで幸せな気分になります。
デトロイトに生まれる。子どものころから書くことが大好きだったが、高校卒業後は美容学校に進学。19歳で結婚し、3人の子どもの母となった後、本格的に文章を書く勉強を始めた。ジェニファー・クルージーの小説を読んだことをきっかけに、ロマンス小説を書こうと決心したという。