ハーレクイン・シリーズ
ゾハイド王国の王子ハーレス・アール・シャラーンはアメリカ人記者T・J・バークを敵対部族の手から救出した。王国の危機を救うため、この男から情報を聞きださなければ。だがハーレスは追っ手に狙撃され、ヘリが砂漠に墜落してしまう。密室でバークの手当てを受けながら、ハーレスは確信した。バークは女だ。髭面の男の扮装でも、あふれる色香は隠しきれない。追及に負けたバークはついに女であることを認め、タリアと名乗った。ふたりは急速に惹かれあうが、ハーレスの名を聞いたとたん、タリアは彼を突き放して憎しみをあらわにした。「あなたは腐りきった名門の、あの犯罪者一族のひとりなのね?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年01月05日
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- 著者
- オリヴィア・ゲイツ
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51495-0
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- 書籍番号
- D-1495
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- ミニシリーズ
- ゾハイドの宝石
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モニター
ヒロインが逃亡中男装するという珍しい設定。かなり期待して読みました。読んだ後はとても爽快な気分。なぜならばヒロインが期待したとおりさっぱりした性格。ヒーローをぐいぐいひっぱってゆくタイプ。そのため安心して読むことができました。(傲慢なヒーロー、それに追従するヒロインが苦手なので)この作品は間違いなくヒーローよりヒロインが光っています! 王道タイプ以外の作品も読んでみたい方にぜひお薦めします。
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モニター
なんかもう、すごいです! ここまでヒロインを愛したヒーローがいたかしら? メロメロ通り越して崇めています。途中から、読んでいて恥ずかしくなるぐらい(笑) こんなハーレクイン初めて読むわ。今まで読んだ中で一番逞しく頼りがいがあって強靭で、正義感も持っていて機知に富み、いいとこ尽くめのヒーローなのに、ヒロインにかしずき見守り、歯の浮くようなセリフもこれでもかというほど言ってくれる。ハーレクインらしいけど珍しい、超ゴージャスなヒーローを心ゆくまで堪能させていただきました。
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モニター
3部作の第2話目。ヒーローがヒロインを救出するところから話が始まります。1話目を読んでいなくても、問題ナシ。会話のテンポがいいのでどんどんストーリーに引き込まれていきます。ヒーローの愛が深くてヒロインに何を言われても動じないところが好きです。一気読み間違いなしです。
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モニター
ヒーローの思慮深い観察力・判断力・行動力に魅了されます。ヒロインと出会った直後の二人のセリフの応酬のテンポがよく、ただでさえ救出作戦遂行中でドキドキなのに、何が始まるのかワクワク。二人の会話がユーモラスで、一気に砂漠の世界へ連れていかれました。サスペンスあり、アドベンチャーあり、ロマンスあり、しかもゴージャスな世界も垣間見られてホクホク。それにつけてもヒーローの包容力。ヒロインが羨ましいです。
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モニター
砂漠の逃避行で、傷つきながらもタリアを守ろうとするハーレス。敵と知りながらも、ハーレスに惹かれていくタリア。素直に愛を打ち明けられない二人にやきもきしました。オリヴィア・ゲイツの砂漠のロマンスは、期待どおりです。次作「ゾハイドの宝石」第3弾を楽しみにしています。
カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。