ハーレクイン・シリーズ
ロンドンの高級百貨店はクリスマス・シーズンで賑わっていた。季節限定のキャンドル売り場でアルバイト店員として働くキャシーは、黒い瞳が印象的な男性客に商品を勧め、6箱も買ってもらう。ジャンカルロと名乗るその彼は、さらにキャシーを夕食に誘ってきた。慌てて断ったものの、彼が当のキャンドルを忘れて立ち去ったため、キャシーは渡された連絡先に電話をかけ、翌日に会う約束をする。言われるがまま彼の自宅を訪ねると、セクシーに装った彼が出迎えた。こんな高級地の大邸宅に住んでいるなんて、どんなお金持ちかしら!洒落たディナーを共にし、自然な流れでベッドへ誘いかけてきた彼に、夢見心地のキャシーはつい“イエス”と答えてしまうが……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年11月20日
-
- 著者
- シャロン・ケンドリック
-
- 訳者
- 岡聖子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年11月02日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12675-7
-
- 書籍番号
- R-2675
-
モニター
デパートですれ違ったキャシーとジャンカルロ。魅かれてゆく想いと、いつか傷つくかもしれないと本能が告げる中、それでもキャシーはジャンカルロの魅力には勝てない。その彼女の葛藤や想いがひしひしと伝わってきます。ジャンカルロの傲慢な冷たさの中でも、かすかに現れる彼女への想い。双子の兄とのかかわりがあやふやでしたがどんどん感情移入できました。
-
モニター
とても魅惑的なお話に胸が躍るようでした! きっと自分も同じような体験をしたら、ジャンカルロに恋をしていただろうと思います。でも、キャシーのような強さはなかったかな…。背景も状況もクリスマス絡みでロマンチック♪ エンディングもとても好きです! 最後の方では、涙が出てきてしまったほど…ちょっと切なさもあり、2人の絆が生まれる瞬間が感じられよかったです☆
-
モニター
最初は、またいつもの恋愛もの、男女が出会ってくっついて終わりだろうと思いながら読んでいたのですが、後半、涙を流しながら読んでいる自分がいました。何回か読み返していました。
-
モニター
とても若くてかわいい女の子が愛人という関係を受け入れることにとても驚きました。しかしこのキャシーはとても心がまっすぐで清純な印象なのです。年上のジャンカルロは愛情を求めているのにそのことを認められず素直になれないもどかしさが、読んでいる私たちに伝わってきます。お互いに素直になりもっと早く幸せをつかんでと願いながら読み進め、次々と起こる展開に終始ドキドキです。
英国のウエストロンドンに生まれ、ウィンチェスターに在住。11歳からお話作りを始め、現在まで一度もやめたことはない。アップテンポで心地よい物語、読者の心をぎゅっとつかむセクシーなヒーローを描きたいという。創作以外では、音楽鑑賞、読書、料理と食べることが趣味。娘と息子の母でもある。