ハーレクイン・シリーズ
イギリスの名家、バルフォア家の長女として父オスカーを助け、妹たちの面倒を見てきたオリビアには、災難としか思えなかった。家の恥を明るみに出した罰として父から厳命されたのは、この世の果てにも思えるオーストラリアで働くこと。しかも父と関係の深い大富豪、クリント・マカルパインの下で。“その高い象牙の塔から下りてこいよ、氷のプリンセス”以前、そう言って彼女の身分と態度を皮肉った無礼な男だ。空港に着いた彼女を待っていたのは、むせ返る暑さとクリント自身。前と違って無精髭にラフな格好の彼は、私とはますます異人種だわ!そう思った瞬間、急に頭と体に血が上り……オリビアは気を失った。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月05日
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- 著者
- マーガレット・ウェイ
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- 訳者
- 松尾当子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年10月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12672-6
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- 書籍番号
- R-2672
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- ミニシリーズ
- 愛に戸惑う娘たち
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モニター
故郷イギリスから世界の果てのオーストラリアで働くことになったヒロイン、オリビア。ヒロインの瞳に映るオーストラリアの景色、スピリチュアルな文化、生活の細やかな描写はリアルで、読むとオーストラリアへ旅をした気分になります。反発しながらも惹かれ合う、ロマンスの醍醐味が本作品でもふんだんに盛り込まれていると感じました。
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モニター
シリーズの最終話のこの作品しか読んでませんが、十分楽しめる内容でした。姉妹のその後のエピソードがあるので、前作までを読んでいたらもっと楽しめると思います。ヒロインとヒーローはお互いをよく知らないので、最初は衝突しますが、徐々に惹かれ合っていくところがとてもよかったです。名家の長女として求められる期待に応え、強くて優しいヒロインがとても魅力的。ヒーローも強引だけど、ヒロインを大事に思っているのが伝わってきてとても素敵でした。ヒロインの父親がちょっと理解できませんが、みんなが幸せになれたので、策士だったってことかな。
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モニター
イギリスの上流階級のオリビアと、オーストラリアの企業経営者のクリントの恋愛物語です。二人の会話シーンが多く、面白い場面も結構ありました。もちろん最後はハッピーエンド! この本は、「愛に戸惑う娘たち」シリーズの8話でしたので、エピローグとしてこれまでの後日談も紹介されていました。エピローグを読んで、他の話も読んでみたいと感じました。シリーズ全てを読むと、きっと楽しいと思います。
息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書き始め、今では執筆しているときがいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。