ハーレクイン・シリーズ
イギリスの田舎で小さな花屋を営むジェマイマは、ある日、店の前に止まる高価なスポーツカーを見て青ざめた。2年前から別居する夫アレハンドロ――とうとう彼がやってきた!アレハンドロとは出会ったとたんに恋に落ちて結婚し、伯爵である彼のスペインの城に移ったが、すぐに夫の情熱は失われた。流産を機に、ベッドさえも別にしはじめた彼から、逃げ出してやっとこの平穏な生活を手に入れたのだ。相変わらず相手を威圧する口調でアレハンドロは言い放った。「僕を裏切った女と今すぐにも離婚したい」ええ、もちろんだわ。ある秘密を彼に知られる前に……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年10月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12669-6
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- 書籍番号
- R-2669
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- ミニシリーズ
- 思いがけない秘密
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モニター
リン・グレアムが得意とする、自信たっぷりな傲慢系ヒーローと内気で可憐なヒロインの年の差カップルのお話でした。色々な経験を経て成長し、精神的に強くなったヒロインと最初からずっとヒロインにメロメロなヒーロー。大好きなリンの作品でしたので最後まで一気に読んでしまいました。
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モニター
ヒーローに事情があるのはわかるけど、もうちょっとヒロインに心を開いてあげていたらよかったのにとしみじみ。これでもかってくらいヒロインを傷つけます。ヒーローのほったらかしぶりにはなんで?と疑問わきまくりでしたが、最後の告白でヒロインの愛が救われたなあと思います。
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モニター
誰もが夢見る、裕福で男らしく素敵な男性との結婚。不幸な生い立ちを抱え、運命の人になかなか出会えないと思っているときに偶然現れたら、わたしもきっと燃え上がるに違いありません。しかし、完璧な人なんてこの世にはいないのかも。顔を合わすたびに言い争いになるのに、本能では求めてしまう葛藤がリアルで共感しました。計算されたかのようなタイミングで明らかになっていく「秘密」にも興味を掻き立てられます。
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モニター
プライドの為に言葉が足りないカップルはたくさんいると思う。愛しているがゆえに裏切りや嘘は許せないものとなり、恨みや憎しみに駆られるのに、会えば愛情を抱き触れ合わずにはいられない。ソウルメイトは、磁石のように引き合わずにはいられないものだと感じられた。人は孤独や試練によって成長し、強くなって行くんだと思う。強くなる事で愛する人を知る勇気が持て、幸せを引き寄せられるんだと思った。ジェマイマにバンザイ。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。