ハーレクイン・シリーズ
サンマルコス共和国の陸軍司令官の公邸で、元秘密工作員のジェドはマリッサ・デヴローを見かけた。昔から顔見知りの彼女はスパイ活動にかかわるライバルだが、何度誘ってもつれないそぶりで彼をあしらう、心憎い女だ。どうしてマリッサがここに……?久しぶりに見るマリッサは相変わらず美しく、思わず見とれていると、彼女はそっと部屋を抜け出し、司令官の執務室に忍び込んだ。いったい何をもくろんでいるのだろう――あとをつけたジェドの目前で、彼女は警備の兵に捕らえられた。マリッサ! 気づくと彼は飛び出していた。彼女を必ず助け出す――今度こそ、ぼくのものにするために。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月20日
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- 著者
- レベッカ・ヨーク
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年10月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82715-9
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- 書籍番号
- HL-15
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モニター
初めてハーレクインを読みました。ストーリー構成がしっかりしていて、物語の世界にすぐ惹きこまれました。いきなりハラハラドキドキさせる展開で、ハッピーエンドになるのかなと思いつつ、最後まで一気に読みました。
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モニター
ヒロインが秘密工作員という事でスリリングな内容だと予想はしていましたが、ハラハラな展開で一気に読み進めました。極限の状態から2人が信頼や愛を築いていく過程が物語に引き込まれていく感じでとても良かったです。
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モニター
秘密工作員であるマリッサが、サンマルコス共和国の陸軍司令官の公邸で、パーティの夜、司令官の執務室に忍び込んだが、警備の兵士に捕えられた。それを見ていた元秘密工作員で、マリッサの知り合いのジェドは、彼女を救い出そうと、彼女の妹のカサンドラとマリッサの友人たちとである計画を立てる。マリッサとジェドがお互いの心の内を探り合いながら、次第に信頼し合っていくなかで、困難な状況が次々と現れるのは、読んでいて、ハラハラドキドキしました。熱中して最後まで一気に読める本です。
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モニター
あまり読んだことのない作家さんの作品でした。ヒーローはヒロインのことを命がけで助けてくれているのに、ヒロインはなんだか『可哀相な自分』が大事な様子で、ヒーローをすぐに疑うし、わがままで危険にさらすしで、あまり感情移入ができなかったのが残念でした。可哀相な理由ももちろんありますし、同情もできるのですが、最後のそこで二人の命を危険に晒す価値があるのかしら?と思ったのです。でも、ストーリーとしてはそれをしないと進まないのだろうなとも思いますが……。危険とわかっていても、愛するヒロインを守るために命をはれるヒーローがかっこよいです。
米国メリーランド州在住の2人の作家、ルース・グリックとアイリーン・ブックホルツの筆名。ミステリータッチの作品を得意とし、今までに80作以上を刊行している。ルースは料理家としても知られ、料理本の著作も多い。