ハーレクイン・シリーズ
私立探偵のジョーは、夫キャムの命を脅かす脅迫状を受け取った。会社経営者であり発明家でもある夫を、何者かが狙っている。ジョーはキャムに危険が及ばぬよう、極秘に捜査を進めるが、倉庫街で一人の男を尾行中、胸を撃たれてしまう。「キャム、助けて……」ジョーは息絶える寸前、携帯電話越しに彼女を呼ぶキャムの叫びを聞いた。天国の入口で、いまは亡き元夫スキップのなつかしい声がした。「きみにはまだ、やるべきことが残っている」そうよ……わたしはキャムを助けなければいけない。スキップによって地上に戻されたとき、ジョーはまだ知らなかった。死してなお妻を愛する元夫も、幽霊の姿で追ってきたことを。(デジタル版先行配信)
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年09月20日
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- 著者
- レベッカ・ヨーク
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82713-5
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- 書籍番号
- HL-13
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モニター
ジョーの夫を愛するひたむきな気持ちが、読んでいて切なくなりました。夫のキャムも心からジョーを愛していて、愛しているからこそ強引な態度に出て、そのことで二人の心の距離が出来てしまう…。そんな時、元夫の幽霊が現われる! いったいこの先どうなるんだろうという怒涛の展開に息をのみます。
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モニター
序盤でヒロインの臨死体験から始まるサスペンスな作品、と思ったらヒロインの夫まで戻ってきちゃう! 今の夫を愛しているとはいえ、突然死に別れてしまった元夫のことだって懐かしい。ヒロインの心情が切ないです。反目しあう夫たちもヒロインの危機には危険もかえりみずに協力する。タフなヒロインと強い愛情を持つ夫たちが印象的な作品でした。
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モニター
自分の夫キャムに届いた脅迫状を調べようとして銃で撃たれた私立探偵ジョー。一度死んだ肉体に還ることができたのは、死んだ前の夫スキップのおかげ。想像できない形で二人の前に現れる前夫。捕らわれたジョーを助け出すためにキャムと幽霊になったスキップが手を組みます。犯人と対抗する結末まで展開が読めず、面白かったです。
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モニター
ヒロインのジョーに今の夫キャムと元夫スキップがでてきて、どんなにドロドロの展開になるかと思ったのですが、全然違ってました。いい意味で裏切られたかも。事件の展開にドキドキするし、もちろん夫キャムとのloveっぷりもあるし、サスペンスもあり。のめり込んだまま、最後まで一気に読み終わりました。
米国メリーランド州在住の2人の作家、ルース・グリックとアイリーン・ブックホルツの筆名。ミステリータッチの作品を得意とし、今までに80作以上を刊行している。ルースは料理家としても知られ、料理本の著作も多い。