ハーレクイン・シリーズ
昨日の影
ナタリーは休暇をとり、サーファーズ・パラダイスを訪れた。そこでライアンという、ハンサムで裕福な実業家と知り合う。激しく惹かれあった二人は、驚くほどの早さで結婚に至るが、夢のような新婚生活は長くは続かなかった。慣れない上流社会での暮らしや、夫の元恋人からの嫌がらせ――ナタリーは耐えきれず、一方的に離婚の意思を告げ実家に戻った。あれから三年。父親が闘病生活を余儀なくされ資金が必要となり、義母に泣きつかれたナタリーは、他に打つ手もなく、援助を頼むためライアンのもとへ向かった。ライアンはナタリーを見るなり、目を冷酷そうに光らせ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年08月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 井上圭子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年07月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42006-0
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- 書籍番号
- PB-106 (初版R-411)
読者レビュー
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ニュージーランド生まれ。想像力が豊かで、読書を愛する子供だった。十代の初めのころに初めて物語を書く。学校を卒業して、法律事務所で秘書をしたのち、二十一歳のときに友人とともにワーキングホリデー制度を使ってオーストラリアにわたる。メルボルンで数カ月働き、北クイーンズランドのたばこ農園を手伝っていたときにイタリア人男性と知り合い結婚した。その後三人の子供に恵まれ、子供たちや友人にたばこ農園の話を聞かせているうちに小説を書くことを思いついたという。イタリア人男性をヒーローにした最初の小説は、一年をかけて完成され、その後イギリスのハーレクイン社から出版された。もっとも尊敬する作家はノーラ・ロバーツと語るが、プライベートな時間に“座り心地のいい椅子に丸くなって”する読書は、ミステリーからロマンスまで幅広い。これまでに訪れたいちばんロマンティックな場所はハワイのホノルルだという。