ハーレクイン・シリーズ
彼の子供がおなかにいる――その事実を知ったマーリーは、一人物思いにふけっていた。子供の父親クリュザンダーはゴージャスなギリシア人実業家で、ふたりはいま、一つ屋根の下に暮らしている。妊娠を打ち明けたら、クリュザンダーはどんな反応をするだろう?彼がふたりの関係をどう考えているのか確かめようと、マーリーはさっそく、仕事から戻ったクリュザンダーに問いかけた。「ぼくらの間に関係なんてものはないよ。きみは“愛人”だ」返ってきた辛辣すぎるその言葉に、マーリーは凍りついた。だが運命は、さらなる悲劇を彼女に用意していた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月05日
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- 著者
- マヤ・バンクス
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- 訳者
- 庭植奈穂子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51441-7
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- 書籍番号
- D-1441
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- ミニシリーズ
- 我が一族アネタキス
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モニター
妊娠、拒絶、絶望、復讐。そこから物語は始まります。心を閉ざしたマーリー。マーリーの純粋な心にふれ引かれていくヒーローの葛藤、愛情を切なく表現しています。マヤ・バンクスは新人とは思えないストーリー展開で最後まで引き付けてくれます。今後も楽しみです。
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モニター
お金持ちの話はいいですね。夢があって、プリティーウーマンを思いだしてしまいますね。二人の心が通じ合っても、、周りや自分の地位やプライドのため、なかなかうまくいかず…。最後は、赤い糸ってあるんだな~と古いけれど思いました。恋をするドキドキ感、相手に自分の気持ちを言わないと、相手は自分のことをわかってくれない、それには勇気がいるけれど…必要だというのを思いださせてくれました。
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モニター
ひとえに…めまぐるしく変わる運命に翻弄されつつも頑張るヒロイン、マーリーの想いに心を打たれました。さまざまな周りの事や人に対する不安、クリュザンダーへの気持ちの移り変わり…マーリーが傷つくたびにいっしょに胸が痛みました。心があなたを忘れても~真実の愛はきっとまた通い合うのだと思います。ギリシャの島の風景が脳裏に浮かんでとてもステキです。
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モニター
ヒロイン、マーリーを襲う事件。そして悩むヒーロー、クリュザンダー。ストーリーは二人の葛藤がメインでその中からお互いの存在を確かめ合い、謎もやがて晴れて行く流れです。しかし絶妙なタイミングで邪魔をしてくれるライバルの存在がイライラさせてくれました。そして二人の心の葛藤には、私も飲み込まれる思いで、マーリーと一緒に悩み、ヒーローの頑なな意思と相反する自覚のない思いやりの行動に感動しました。今も二人の物語に浸っています。またぜひ読み返したい本になりました。
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モニター
ヒロインに次々と起こる劇的な出来事の連続、それは過酷なものばかりなのですが、そんな中でお互いへの愛に気がついていくストーリー展開がとてもおもしろかったです。幾多のアクシデントを乗り越えてこそ深まり、ラストの展開は読んでいて霧が晴れてとてもすがすがしい気分になりました。
幼いころからロマンスを愛読し、作家になることを夢見ていた。十代になると毎日ノートを持ち歩き、想像のふくらむまま過激な愛と情熱の物語を書き続けるようになる。現在の話はそのときのものほど過激ではないが、ロマンティックという点では引けを取らない。現在は夫と三人の子供とともにテキサスで暮らしている。狩猟や釣り、ポーカーを好む。