三姉妹の最後はシークレットベビー!　きっと出逢った時から愛し合っていたのに、それに気づかないで苦しむ二人。ルビーは双子を身ごもった経緯、サンダーは幼少期の体験が邪魔をして愛を認められない。心が苦しくて涙してしまいました。そして最後にルビーの身に起こる事。でもそれを乗り越えて二人に訪れる幸せ!　シークレットベビーが好きな人もそうでない人もぜひ読んでみて下さい。

一生懸命に双子の息子を育てるシングルマザーのルビーの前に嵐のように父親のサンダーがやってきます。子供たちを守るため必死に闘うルビーと女性を信頼できないサンダー。愛に一途なルビーを知るにつれ近付いていく二人ですが、思いも寄らない出来事が起こり急展開!!最後までハラハラさせられました。

お互いの誤解のせいで遠回りをしている二人ですが、たった一夜の過ちが運命を決定し、たった一夜の出会いがずっと心に残るほどの愛情を抱く。そこに愛がないと思っても愛せずにはいられないほどのヒロインとヒーローの結びつきが、羨ましいの一言です!!

最初の出会いは過ちだった。6年間互いにそう思い続けてきた二人。時に潤沢な財産は人の本心を見えにくくする。けれど愛し合う男女の身体は正直だ。偽ることも隠すこともできない。幾度打ち消しても湧きあがってくる熱い思い。究極の愛を確かめ合ったとき、「これこそ心から望んでいたもの」「互いに与え合うこと、遮るもののない親密な触れ合い」と、男性は実感する。「麗しき三姉妹」シリーズ完結編、男女の愛の周囲は温かな姉妹愛で満ち溢れている。心がほんのり温まり、春が近いことを感じさせてくれる優しいストーリー。

ゆきずりの男性に身をまかすふしだらな女に息子たちは任せられないとルビーを誤解したままのサンダー。子供たちの幸せを第一に願い、サンダーとの愛のない結婚を選ぶルビー。情熱的にひかれあっても、お互いの悪い第一印象が邪魔をして素直になれずこじれていく二人。ハッピーエンドはくるのかしら?と、やきもきさせられました。雨降って地固まる、といった感じのエピローグは読みながら笑顔になるほど。ドラマティックなひとときを味わいたいならぜひ。