ハーレクイン・シリーズ
ルーシーは、内気だけれど腕のいいシェフとして、高級スキーリゾートのロッジを切り盛りしていた。今日は男性ばかりのお金持ちのご一行が到着予定だが、名簿に一人、匿名の人物がいる。しかもボディガードつきだ。よほど高い地位にある人なのね……要求が高すぎなければいいけれど。一抹の不安を感じながらも、ルーシーはディナーの用意に勤しんだ。その夜。あろうことか、ルーシーは大失態を演じた。一人の客と目を合わせた瞬間、料理を床にぶちまけてしまったのだ!黒髪に浅黒い肌の男性が、王のごとき威厳をたたえた目で睨んでいる。ああ、彼が匿名の人物だ。わたしはきっとくびにされてしまう……。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年01月05日
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- 著者
- スーザン・スティーヴンス
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51425-7
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- 書籍番号
- D-1425
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モニター
何も知らない相手に心を奪われて、情熱的な日を過ごしたのに、何も言われずに突然去られたらすごいショックだと思う。それでも彼にあることを伝えるため会いに行くと、相手がシークだと初めて知る。自分が背負っている責任と、心を奪われた女性への想いとの間で苦悩するシーク。身分が違いすぎるけど彼を愛している、そばにいて安らげる場所になれるならどんな立場でも我慢してみせる、と彼の国に残る決心をする彼女。読んでいて切ないけれどすごく羨ましいと思いました。
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モニター
シーク物の王道でした。ヒーローは傲慢でプライドがたかく、ヒロインは地味で奥手でメガネっ子です。でも守るべき物がある時はズバリと言う芯の強い女性でした。シーク物が読みたく、かつ現実逃避したい方にお勧めです。全部読み終わって題名を見ると本当にその通りの作品でした。
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モニター
熱くセクシーな作風で定評がある作者のシーク物とくれば、気になる人も多いはず。内気でお人好しのルーシーと、心に傷を持つシーク・ラジ。二人は惹かれ合い、ラジはルーシーに安息の地のような快さを感じますが、深く知り合うには二人を取り巻く環境が邪魔をして…シーク物が大好きな人にはたまらない情熱的な内容のおすすめの一冊です。
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モニター
久々に惹きこまれる作品でした。シークものは好きじゃないんですが、今回のヒーローは過剰な傲慢さがなく愛が感じられて好感触◎。先が無い関係と解りながらも抑えられない二人の気持ちがとても切なかったです。普通のヒロインが普通じゃない(笑) ヒーローに見出されるシンデレラストーリーはやっぱり最高です。読後も甘い幸せな気持ちが続く作品です!
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モニター
面白かった!! ルーシーも、シークになったラジも、2人とも愛情に飢えていて、なのに自分の環境と理性と感情の間で揺れ動く。当惑しながらも惹かれあう気持ちを抑えられず愛情を求め合う様子にドキドキさせられました。ラジがルーシーを突き放すことができず、ついやさしくしてしまうところも胸キュンでした。
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モニター
シンデレラに憧れる女性の、切ない思いが詰まった一冊でした。籠の中の小鳥ではなく自立した女性であろうとするルーシーの心意気が良かったです。
プロのオペラ歌手として活躍していた経歴を持つ。夫とは、出会って五日後には婚約をし、三カ月後には結婚したという。現在はチェシャー州で、三人の子供とたくさんの動物たちに囲まれて暮らしている。昔からロマンス小説を読むのが大好きだった彼女は、自分の人生を〝果てしない、ロマンティックな冒険〟と称している。