ハーレクイン・シリーズ
リジーは助産師としてチェシャー州の村の診療所にやってきた。新しくできたマタニティ・クリニックの責任者になるためだ。彼女はかつて、交通事故で愛する家族を失った。それ以来、仕事だけに打ちこみ、助産師を天職と思っている。診療所の所長ジェームズは、ゴージャスなうえに思いやりがあり、新任のリジーを何かと気遣ってくれる。しだいに彼女はジェームズを男性として意識するようになった。だが、リジーは気づいていた――彼が自分を女性としてではなく、子供の母親としてふさわしいとしか考えていないことを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年12月20日
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- 著者
- アビゲイル・ゴードン
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- 訳者
- 桜井りりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2010年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22139-1
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- 書籍番号
- I-2139
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モニター
とても心が温かくなる内容です。リジーの悲しい過去を理解し、優しく包み込んでくれるような、素敵な男性のジェームズ。でも、なかなかお互いの距離が埋まらなくて、やきもきしてしまいました。クリスマスにもう1度読んでみたい本です。
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モニター
かつて交通事故で夫とお腹の子供を失ったリビーは、それ以来仕事だけに打ち込み、孤独な生活を送っています。そんな彼女が新しく出来たマタニティクリニックの責任者として赴任し、その診療所の所長ジェームズと出会います。彼もまた事故で妻を亡くしていました。しかし彼には、とても愛らしい双子(ポリアンナとジョリアン)と、たくさんの素敵な人たちが傍にいてくれました。
二人は少しずつお互い惹かれていくのですが、二人とも相手の言葉や態度から自分には惹かれていないと思い込み行動するので、個人的には進展具合に少しもどかしさを感じました。しかし、ジェームズの愛らしい二人の子供たちがとても微笑ましく登場し、そのもどかしさを和らげてくれます。個人的にはもう少し強引なくらいのヒーローが好きなのですが、面白い作品でした。 -
モニター
情熱的に燃え上がる恋ではありませんが、ゆっくりと育まれていく愛は素敵だと思わせてくれる作品でした。過去、同じような悲劇に見舞われていたヒーローとヒロインですが、周囲の人々からも愛されているヒーローに比べ、ヒロインは孤独を抱えていて、なかなか心を開けません。物語のクライマックスとなるクリスマスに向け、ヒロインの心がどう変わっていくのか、ぜひ見守ってください。
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モニター
クリスマスの情景は少なめですが、田舎の街の景色や祭りの雰囲気、病院の様子を丁寧に描いています。主人公は助産師で、つわりの対処法なども興味深い。(クリスマスに食べる時に毎年思い出しちゃいそうです)
心に傷のある二人だから、初めて恋する若者のように相手の心を読み誤ったり、大人だからこそ踏み込めないでいるジリジリ感が面白かったです。
”やっと!”って思ったのに…”あぁ~残念”
グイグイと突き進む情熱的で勢いのある恋の話はよくあるけど、ジワジワと心の氷を溶かして温かい想いで心がいっぱいになる恋、良いですよ! 素敵です!!
イギリスの作家。熱心なロマンス小説の読者で、作家である姉妹に見てもらい一作目を執筆。メディカルロマンスを好んで書く。夫とは死別したが、三人の息子のうち長男は病院の管理者で、調べ物のよき助けとなってくれているという。