ハーレクイン・シリーズ
雪の街にかがやく愛
シチリア式結婚
夫ラファエルと別居中のニーナは、夫が彼女の美しい従姉と浮気していると聞かされた。シチリアの名家の娘ニーナが、祖父の放蕩のかたに資産家のラファエルと結婚したのは、互いの打算のため。それでも夫のあからさま行為には虫酸が走る。その日突然ラファエルが家に戻ってきた。従姉との関係を告げ、ついに結婚を終わらせる気なのだろうか?
始まりはラストダンス
田舎町の診療所で看護師として働くララ。今年のクリスマスにはドクターの息子ニックが帰ってくるという。七年前のイブの日にダンスパーティでニックに恋したララは、次の日からダイエットに励んだ。今はもう太って未熟な少女ではないわたしを、彼はどう思ってくれるかしら。ララは期待に胸を高鳴らせるが、現実はあまりに残酷なものだった。
恋人はツリーとともに
クリスマスを前に、ベスは息子ジェイムズを連れて生家に戻ってきた。そこで思いがけず、かつて憧れていたカールと再会する。束の間の愛を分かち合ったあと、彼は私を捨てて、異国の令嬢と婚約したと聞いていたのに……なんて皮肉な巡り合わせなのだろう。彼女は運命の悪戯を呪い、そして神に祈った。ジェイムズが彼の子だと悟られませんように。
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- 頁数
- 304頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月20日
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- 定価
- 943円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-79407-9
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- 書籍番号
- XVB-7
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1997年の日本デビュー以来たちまち人気を博し、ハーレクイン・ロマンスを代表する作家になる。五人きょうだいの末っ子として、マンチェスターで育った。現在は、仕事に忙しい夫と成人した二人の娘とともにチェシャーに住んでいる。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまうという。
ウエストロンドン生まれ。写真家、看護師、オーストラリアの砂漠での救急車の運転手、改装した二階建てバスで料理をしながらのヨーロッパ巡りなど、多くの職業を経験する。それでも、作家がこれまでで最高の職業だと語る。医師の夫をモデルにすることもある小説のヒーロー作りの合間に、料理や読書、観劇、アメリカのウエストコースト・ミュージック、娘や息子との会話を楽しんでいる。
イギリスの作家。ロマンチストで、一目で恋に落ち結ばれた夫との間に三人の子供をもうけた。就寝前の子供たちにベッドで読み聞かせるために物語を書きはじめる。ロマンス小説家としてのデビューは一九八七年、その後数多くの名作を世に送る。二〇〇九年五月、ファンや作家仲間に惜しまれつつ亡くなった。