ハーレクイン・シリーズ
幼稚園で働くアニーは、いつも素行の悪い弟に手を焼いていた。そんなアニーのもとに、弟が働く運輸会社の社長で“全米でもっとも冷酷なCEO”と評されるダンカンが訪れる。彼は、アニーの弟が会社の金を横領したと告げ、アニーに盗んだ金を肩代わりするだけの経済力がないと知ると、罪を見逃す代わりに、ある取り引きを持ちかけてきた。冷徹すぎるという世間からのマイナスイメージを変えるため、一カ月のあいだ、愛情深い恋人役を演じてほしいというのだ。もし引き受けなければ家を担保にもらい、弟は刑務所に入れる――そう脅し文句を突きつけられ、もはやアニーに選択肢などなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年10月20日
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- 著者
- スーザン・マレリー
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- 訳者
- 外山恵理
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51408-0
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- 書籍番号
- D-1408
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モニター
心を閉ざした億万長者のCEOのダンカンの、愛情深い恋人役を引き受けたアニー。恋人役だったのが、自然にお互いを愛するようになっていった二人。生活観などが違い、お互いになかなか愛している事を認めることが出来なくて・・・。その気持ちに気が付く二人の過程がとてもステキでした。読んだ後に、とてもあたたかい気持ちにさせてくれる、そんな本です。
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モニター
さすがベストセラー常連作家です! 静かで退屈な交わりしか知らなかった主人公が狂おしい程に求めるようになる、身も心も溶けるようなセクシーな場面に熱くなりました。お金もあって、仕事ができて、女にも困らない、そんな素敵な男性が運命を信じるようになるには? 娘が大人の恋をする頃に読ませたいです。残りページが少なくなってもラストの展開が予想できず、ハラハラ。クリスマスにぴったりの1冊。
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モニター
前妻の裏切りのせいで愛を信じられなくなった冷酷なCEOダンカンが、いつも人の面倒ばかり見ているアリーとのやりとりで少しずつ変化していく様子にワクワク・ドキドキしました。ちょっと大人で、でも思春期のような二人の関係に胸がきゅんとしました。中盤以降にダンカンの元妻が現れることで、二人の関係も変わっていき、人を愛するということはエゴではなく思いやりなんだと感じました。
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モニター
久々のスーザン・マレリー、とっても楽しみにしていました。ボスものでクリスマスと来れば、ストーリーもおのずと見えてきて、途中でつまらなくなりがちですが、これは、最後までいっきに読むことが出来ました。 これからの季節におすすめです。
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モニター
全米で最も冷酷なヒーローとあきれるくらいいい人なヒロインが1カ月つきあうことになって…お互いに影響を受けてだんだん変わっていく姿がとってもかわいらしくってよかったです。でも、元妻が現れた時にヒロインは……。一気に最後まで楽しむことができました。
USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連で、ユーモアと情感あふれるロマンスで根強いファンを獲得。その作品数は百作以上にもおよぶ。雨の多さばかりが大げさな話題となり、締め切り前になるとお世話になる大量のコーヒーでも有名な土地、ワシントン州に居を構える。最近は刊行される作品が着実に売り上げを伸ばし、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストにも登場。多くの読者から支持を得る人気作家となっている。