ハーレクイン・シリーズ
リビーは恋人のサムに浮気を疑われ、ひどい喧嘩をした。サムに嫌われたと思い込んだ彼女は、妊娠していることを告げないまま彼の前から姿を消す。移住先で息子を産むと、リビーは花屋に勤めながら新しい人生をスタートさせた。だが八年後、悲劇が起きて……。
結婚式を一週間後に控えたイザベルは喜びに満ちていた。里親のもとで育った彼女にとって、婚約者の家族の一員になれることが何よりもうれしかったのだ。そんなとき、昔の恋人ダンがふいに現れる。元ロック歌手のダンは、話があると言って強引に彼女を船に乗せた。
十九歳のナイリーは広大な農場を相続することになった。農場のある町に着くとすぐに、彼女はブラントと出会う。彼の圧倒的な魅力に恐怖を覚えながらも、ナイリーは運命のようなものを感じた。ブラントが農場を奪い取ろうとする大企業の後継者だとは知りもせず。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-80713-7
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- 書籍番号
- W-13
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モニター
結婚までの道程は人それぞれ。そしてどの人にもドラマがある。この本に納められた3つのストーリーは、どれもドラマッチックで魅力的な人物に彩られ、ワクワクドキドキしながら読み進めることができます。思いもよらない展開があり、楽しめること間違いなしです。
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モニター
3つの話が収録されていますが、どの話も幸せになることに少し臆病な(慣れていない)ヒロインの話です。幸せへの道が平坦でない分、読みながら応援してあげたくなりました。個人的には一話目の「小さな約束」が面白かったです。ヒロインの8歳の息子サミーが愛らしく、話の展開は映画のようでした。
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モニター
1冊で3話読める、お得なウエディングストーリーです。 恋人と酷い喧嘩のあと、妊娠を告げないまま去ってシングルマザーになったリビー。生まれた子供が8歳になった時に起きた事件が、また二人をつないでいく・・・・。 1週間後の結婚式を控えたイザベルの前に、昔の恋人のダンがふいに現れ、話があると連れ去られたのは船の上で・・・・。 家族に縁のなかったナイリーが、1度だけ会ったことのある大叔父の遺産を相続することになった。遺産の農場に向かう途中で出会ったのは、その農場を買い取るはずだったという大企業の後継者で・・・・。 1話目と3話目はドキドキしたりもしたけれど、2話目は少しだけ・・・私は物足りなさを感じてしまいました。
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モニター
この本を読んで、女性の様々な魅力を再発見した…そんな明るい気分になれました! 女性の魅力は人によって違うカラーを放っています。宝石のように。なかでも私が好きなのは、19歳のナイリー。彼女は凛とした気骨と情熱、そして可愛らしさを持っていてたとえるなら真っ赤なガーネットのよう。好奇心旺盛な彼女と一緒に、相手のブラントに恋していく気分を味わえました。
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ちぇりむ
1冊の本に3つのストーリーが収録されていて、読み応えがありました。「小さな約束」ではヒロインの息子の行動に涙が止まりませんでした。「花嫁の帰る場所」では婚約者と元恋人が対峙する場面がもっとあれば…と思いました。「運命のプロポーズ」では私も素晴らしい自然に囲まれたオーストラリアでヒロインのように愛する人と過ごしたい、と思いました。
オクラホマ州生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活でさまざまな葛藤を経験した彼女の作品には、人間への深い愛情がこめられている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。読書好きが高じて小説を書き始め、1987年に念願の作家デビューを果たす。その後、数学教師を辞して著作に専念。現在は新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。RITA賞など権威ある賞の受賞歴も多数。
息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書きはじめ、今では小説を書いているときが彼女のいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけることだという。また、フランス産のシャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベーン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。