ハーレクイン・シリーズ
アラビアン・ロマンス:バハニア王国編 Ⅲ
さよならは告げずに
パイロットの訓練士として、空の上で男たちを自由にあしらうビリー。そんな彼女に果敢にも立ち向かう男性が現れた。富と血筋のよさが全身からにじみ出るような、端整な顔つきの男性――バハニア王国の第四王子、プリンス・ジェフリだ。二人は激しく惹かれ合い、恋に落ちていく。だが、王子には国王の勧める花嫁候補がいた。
楽園の恋をもう一度
十年前、婚約中のムラト皇太子の前から姿を消したダフネはムラトの姪への求婚を阻止したくて再び砂漠の国に降り立った。ところが到着するなり護衛に取り囲まれ、今は使われていないハーレムに囚われてしまった。「美女を囚われの身にするのは我々の伝統だ」ムラトは冷ややかに言った。傲慢な人! でも、私は逃げてみせるわ。
-
- 頁数
- 448頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2010年09月20日
-
- 定価
- 1,047円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-75379-3
-
- 書籍番号
- P-379
読者レビュー
-
かお
シリーズの完結にふさわしいゴージャスな一冊だと思いました。ヒロインのキャラクターも自立したカッコ良い女性で、とても好感が持てます。「さよならは告げずに」はファッションナブルで、セクシーで映画を見ているようだったし「楽園の恋をもう一度」はゴージャスで男女の内面(恋に関する価値観の違い)を浮き彫りにしていて、ハラハラしたり納得したりとても面白かったです。これでシリーズ完結だなんて本当に寂しいです。シーク好きは勿論、オフィスラブ、ファッション好きな人にもお勧めです。
USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連で、ユーモアと情感あふれるロマンスで根強いファンを獲得。その作品数は百作以上にもおよぶ。雨の多さばかりが大げさな話題となり、締め切り前になるとお世話になる大量のコーヒーでも有名な土地、ワシントン州に居を構える。最近は刊行される作品が着実に売り上げを伸ばし、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストにも登場。多くの読者から支持を得る人気作家となっている。