ハーレクイン・シリーズ
愛のゆくえ
ソーンロー家では娘が二十一歳になると肖像画を描かせるのが伝統だ。エラは、父への反発から素直にこの伝統に従う気になれない。だが、世界的に名を馳せた新進画家ファゼカシュが絵を描くという。父はエラに、画家の住むハンガリーへすぐに行くよう命じた。父に逆らえば大好きな母が心を痛めるだろう。そのうえ、兄の結婚問題で家の中の空気は最悪だ。しばらく家を離れているのもいい――エラはハンガリーへ旅立った。けれども、彼女を迎えたファゼカシュの態度は冷淡だった。それに、いつまでたっても肖像画を描き始めようとしない。エラはいらだった。この気難しい画家は何を考えているの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月05日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 原淳子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73848-6
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- 書籍番号
- C-848 (初版R-1042)
読者レビュー
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イングランド中部に、七人兄妹の六番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。