ハーレクイン・シリーズ
悲しみを知ったベネチア
かつてひどい仕打ちをした男性は今や私を意のままにして……。
上司がベネチアの国際的大企業にヘッドハントされ、能力を買われた秘書のベスも上司に同行することになった。だが出社して社長室に向かい、そこにいる男性を見て呆然とした。優雅なオフィスでほほ笑むのは間違いなくルカ!五年前、軍人だったルカに夢中になったものの、上流社会で育った私は身分の差を超えられなかった。彼を振り払うようにして別離を選んだが、その後父が亡くなり、今や私は日々の生活にも窮しているのだ。言葉を失うベスに、ルカは皮肉な笑みをたたえて言い放った。「金のために捨てた男に再会した気分はどうかな?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月05日
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- 著者
- クリスティーナ・ホリス
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12520-0
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- 書籍番号
- R-2520
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イギリスのバース近くで生まれた。初めて鉛筆を手にしたときから文を書きはじめ、三匹の子犬の物語を書いたという。ブラインドデートで互いに一目惚れをした夫と出会って数カ月後に結婚し、二人の子供をもうけたあと、大学の創作クラスで学んだ。その講師だったある詩人に、小説を本格的に書くことを勧められた。古いコテージで子供を育てる自分の生活とは対極とも言えるロマンス小説が大好きだと語る。