ハーレクイン・シリーズ
子供が欲しいというルーク・ガルニエの突然の宣言にアシスタントのヘイリーは言葉をなくした。どうやら将来会社の経営を任せられる後継者が必要と考えたらしく、ルークは、代理出産してくれる女性を登録所で探したいと言い出し、州法で制限されているから難しいとなだめても、納得しない。密かにルークを思い続けてきたヘイリーは、ほかの女性がルークの子供を宿すと考えただけで打ちのめされ、入社五年目にして初めて早退し、翌日も会社を休んだ。すると驚いたことにルークが家まで訪ねてきた。彼は理想的な代理母が見つかったと言い、不意にヘイリーの手を取った。「ヘイリー、ぼくの子供を産んでくれないか?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月20日
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- 著者
- キャシー・ディノスキー
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- 訳者
- 井上円
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51397-7
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- 書籍番号
- D-1397
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モニター
上司は結婚はしたくないが、会社を任せるために後継者を産んでくれる代理出産を望んでいて、彼のことを好きなアシスタントは苦悩する・・・男性の身勝手さに腹が立ちますが、彼を思い続けてきた彼女の一途さに気付いてあげてほしくて一気に読んでしまいました。他の兄弟達など魅力的なキャラクターの登場場面が少なかったので、次回作には主人公にしてあげてほしいと思いました。
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モニター
初めて読む作家さんですが面白かったです。お互い愛し合っているのは本人以外にはバレバレなので早く気づけよ!と思いながら楽しく読めました。兄弟のスピンは出る予定あるのでしょうか? ヒーローの妹がとても気になってます。
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モニター
ボスとヒロインが対照的な考え方なのに、お互い心の闇を少しずつ相手に解かれていくことで考え方や感じ方が変わっていくのがとても感動させられました。正反対の考え方からこんなにもお互いを思いやれるようになる変化にとてもはらはらドキドキさせられ、最後はとても幸せな気分になれました。
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モニター
私にとって、この作家の作品を読むのは初めてのことでした。ヒロインはヒーローに長い間、恋をしているのに、ヒーローにとっては身近な存在でしかない。そんなヒロインが、ちょっとしたきっかけで新鮮な思いを抱かせる存在へと変化していく。契約関係からロマンスが育まれるような内容ものです。よくあるパターンながら、夢中になり、あっという間に読了しました。ハッピーエンドは私たちにも幸せを運びますよね。この作家も注目していこうと思います。
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モニター
実はあまり好きなジャンルの本ではなかったのですが、ボスに片想いをしているヘイリーの気持ちがすごく伝わってきて、とても楽しく読むことができました。愛なき結婚というキーワードですが、あまりそういうジャンルが得意でない人でも楽しんで読めると思います。
ウォールデンブックスのベストセラーリストにもたびたび登場する人気作家。イリノイ州南部に夫と三人の子供たちと住む。ティーンエイジャーのころからロマンス小説を読んでいたが、自分で書き始めたのは、一番下の子供が学校に通い始めてからだという。作家になる以前は絵画教師をしていた。今では絵筆を鉛筆に持ち替え、物語を描くことが気に入っている。